トム・フェルトンは『ハリポタ』の話をするのを一生やめるつもりはない!?
映画『ハリー・ポッター』シリーズで、主人のハリー・ポッターのライバル的存在であるドラコ・マルフォイを演じた俳優のトム・フェルトンが、シリーズ終了から10年以上経ってもなも作品について話すのをやめない理由について英1883 Magazineのインタビューで語った。
トムはむしろ自ら率先して『ハリー・ポッター』の話をしている印象があるが、何度も同じ質問をされることにウンザリしたり、過去の作品の話をいつまだっても持ち出されることを嫌がったりする俳優も多い。実際、ハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフは、今も作品に愛情や感謝の気持ちがあると話す一方で、距離を取る姿勢も見せている。また、ロン役のルパート・グリントも同様に作品や役に対して愛着がある一方で、30歳を迎え、ロンから離れたい気持ちもあるとその葛藤を英The Guardianに明かしている。
しかし、トムは『ハリー・ポッター』の話をするのはやめられないし、これからもやめるつもりはないと話す。
「同じ質問に答えたくない人の気持ちもわかります。でも、ポッターファンの情熱の炎がすぐに消えることはないでしょうし、僕はそれを素晴らしいことだと思っています。僕が14歳のとき、この本のおかげで全世代が読書に親しみ、クリエイティブでワイルドな想像力を持つようになりました。それは今も続いていて、新しい世代に受け継がれています。ファンのなかには、僕の新しい舞台を見るためにフィリピンから駆けつけてくれた人もいました。そういうこともあって、ほぼ毎晩、舞台挨拶は欠かさず行なっています。言葉足らずかもしれませんが、僕は国も経歴もこれまで歩んできた人生も違うけどポッターを愛することで一致団結した若者たちに会いたいんです。彼らが持つポッターへの情熱と愛情は、間違いなく僕の心の支えです。母と食事をしているときに、動画を撮ってほしいとか頼まれたりするのはちょっと…と思うこともありますが(笑)」
ちなみに、トム演じるマルフォイはシリーズを通して強烈な存在感を放っていたが、全8作品における登場時間の合計がたったの「31分」だったことがのちに判明している。全体の上映時間が約19時間40分であることを考えれば非常に少ない。それだけマルフォイがファンに与えたインパクトが大きかったということなのだろう。(フロントロウ編集部)