ポスト・マローンをどん底から救ったのは婚約者と先輩アーティスト
全身タトゥーだらけのインパクトのあるルックスとは裏腹に、親しみやすい愛されキャラで多くのファンを魅了するラッパーのポスト・マローンが、人生の困難な時期に自分を救ってくれたのは、今年6月に婚約と第1子誕生を同時に発表した交際相手の女性と、デビュー当時から親交があるシンガーのジャスティン・ビーバーだったことをラジオ番組『The Howerd Stern Show(原題)』で明かした。
ポストによると、お酒の力に頼らないとやっていけないほど辛い時期があったそうで、そんなときに彼をどん底から引っ張り上げてくれたのが婚約者だったという。以来、ポストは完全に断酒したわけではないが、アルコール依存症と呼ばれる状態からは脱出することができたといい、「ひどい状態になってしまった。本当に、本当に悲惨なところまでいって、何週間も起き上がれなかった」と言うと、専門家に助けを求めたことはないとしたうえで、「俺のまわりには(外見ではなく中身が)美しい人たちがたくさんいて、そのなかでも本当に美しい人に出会って、人間らしさを取り戻すことができたんだ。助けを求めている、あるいは無意識のうちに助けを求めているときでも、いざ最後通告をされると心が痛むもんだ。『クソッ。どうしよう』ってなるだけ。(自分にとって婚約者の存在は)暗闇から光への道しるべなんだ。彼女は俺の命を救ってくれた」と語った。
ちなみに、ポストに良い影響を与えた人物は、彼の婚約者のほかにもうひとりいた。それは、先輩アーティストのジャスティン。ご存じの方も多いと思うが、ポストはジャスティンが2016年から2017年にかけて行なっていたパーパス・ツアーのオープニングアクトとして帯同していた。
ポストによると、ジャスティンは彼の人生にポジティブな影響を与え、過剰に飲酒していることを気づかせてくれた人物のひとりだったそうで、「ジャスティンに色々と教えてもらった時期もあった。彼が俺を導いてくれた」と言うと、「でも、結局は自分がやりたいことをやるしかないんだ。誰の意見も聞かない。今、俺が取り組んでいるのは、『指示されること』に対する問題だ。人は外から見て、何かが間違っていることに気づくものだ。そして、自分のクソみたいな世界に閉じこもってしまうこともある。それは心を開くことの問題であり、話すことを減らし、聞くことを増やす必要がある。俺は今27歳で、毎日が勉強だ」と続けた。(フロントロウ編集部)