夏から秋にかけてのスキンケアの心得
秋の気配を感じる今の時期に迷うのがベストなスキンケア。夏と同じスキンケアでは物足りない気がするけれど、かといってこっくり重めの製品を使うとべたつきが気になる。しかも暑かったり肌寒かったりと寒暖差が激しいことでも肌トラブルが起こりやすく、余計にスキンケア迷子になりがち。
そんな夏から秋へのスキンケアの心得を海外の皮膚科医が伝授。どんなスキンケアがベストなのか、3つのポイントをご紹介。
バリア機能を整えるスキンケアを重視
夏から秋のスキンケアでもっとも重要なのが、バリア機能を整えること。ニューヨークを拠点とする皮膚科医のホイットニー・ボウ医師は、「夏から秋にかけては、とくにバリア機能の低下によって肌の水分が失われやすく、それが原因で肌トラブルが起こることは多いです」と米Bustleで説明。
バリア機能の低下を防ぐため、ヒアルロン酸やアロエベラ、β-グルカンなどが入ったスキンケア製品を選ぶようアドバイス。また、とくにかさつきが気になる場合は、スキンケアの最後にワセリンを取り入れるのもオススメだと明かした。
刺激が強めのスキンケア製品は控えめに
秋が近づくこの時期は、スキンケア製品の刺激によっても肌が荒れがちに。そのためボウ医師は、刺激が強いスキンケア製品の使用を控えめにすることを勧めた。
とくに控えたほうがいいのが、AHAとBHA、そしてレチノール。これらの成分は肌への刺激が強いため、使う時期によっては肌トラブルの引き金になってしまうこともあるのだという。使用頻度を週1回などに抑え、様子を見ながら使用するようアドバイスした。
鎮静ケアができるスキンケアもオススメ
寒暖差だけでなくアレルギーや花粉の影響でも肌がゆらぎ、敏感になりやすいこの時期には、鎮静に特化したスキンケアをプラスするのもいいのだとか。
皮膚科医のジェニー・リュー医師は、「シカ(ツボクサ)やナイアシンアミド、ペプチド、カモミールなどが入ったスキンケア製品は、敏感になった肌を落ち着かせて鎮静してくれます」と説明した。
夏から秋にかけてのスキンケアで大切な3つのポイント。この時期のスキンケアに迷っている人は、ぜひ参考にしてみて。(フロントロウ編集部)