現地時間8月28日に開催されている今年のMTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV VMA)で、特別賞であるヴァンガード賞をニッキー・ミナージュが受賞。スピーチの中でメンタルヘルスの重要性を訴えた。(フロントロウ編集部)

ニッキー・ミナージュがMTVビデオ・ミュージック・アワードのヴァンガード賞を受賞

 現地時間8月28日に(日本時間8月29日)に米・ニュージャージーのプルデンシャル・センター(ザ・ロック)で行なわれた今年のMTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV VMA)で、司会を務めたラッパーのニッキー・ミナージュが特別賞にあたるヴァンガード賞を受賞。ニッキーは授賞式でパフォーマンスも披露しており、MTV VMA史上初めて同じ年に司会、パフォーマンス、受賞を経験したアーティストとなった。

 ニッキーは、自身のファンであるバーブス(Barbz ※ニッキーのファンの愛称)たちからステージでヴァンガード賞を授与されると、「人生で一度もスピーチの原稿を書いたことがなかった私が、今日は自分の携帯に書き留めておいたんだけど、その携帯を渡したジョーがここにはいないので、もう何も覚えていないの」とジョーク。

 その携帯を受け取った後で、リル・ウェイン、フォクシー・ブラウン、ローリン・ヒル、ジェイ・Zら自身のフローにインスピレーションを与えてくれたラッパーたちに感謝を伝えた上で、カニエ・ウェストやビヨンセ、マドンナ、マライア・キャリー、エミネム、ブリトニー・スピアーズ、リアーナの名前を挙げて、自身のキャリアを手助けしてくれたアーティストたちにも感謝を述べた。

 その後、ドレイクや自身のレーベルにも感謝を伝えたニッキーは続けて、「ホイットニー・ヒューストンやマイケル・ジャクソンが今この場にいてくれたらいいのに」とスピーチ。「彼らの存在意義や、彼らが経験していたことを人々が理解してくれていたらと思います。人々がもっと、メンタルヘルスのことを深刻に考えてくれたらって。完璧な人生を送っているように見える人たちも含めて」と語って、メンタルヘルスの問題ともっと真剣に向き合ってほしいと訴えた。

 ニッキーのスピーチはアーティストたちの心にも響いたようで、テイラー・スウィフトはスタンディング・オベーション。ダヴ・キャメロンら、自身の周囲に座っていたセレブたちにも立つように促していた姿が話題なった。

(フロントロウ編集部)

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