問題行動が続いていたエズラ・ミラーが、主演作『ザ・フラッシュ』の製作・配給を行なうワーナー・ブラザースの役員と面会し、謝罪したという。(フロントロウ編集部)

エズラ・ミラー、『ザ・フラッシュ』公開に向けて行動か

 2020年4月に女性の首を掴んで押し倒した様子が目撃され、2022年に入って立て続けに問題行動が続き、何度も警察沙汰・裁判沙汰になっているエズラ・ミラー。しかし8月中旬に代理人を通して謝罪文を発表し、専門家による治療を始めたことを発表した。内容は以下の通り。

 「最近は激しく危機的な時期を経験し、今、私は複雑なメンタルヘルスの問題に苦しんでいることを理解し、治療を始めました。自分の過去の行動によって怯えさせ、動揺させたすべての人に謝罪したいです。人生において健康で、安全で、生産的な段階に戻るために必要なことに、責任を持って取り組んでいきます」

 これは、ワーナー・ブラザースがエズラの主演作『ザ・フラッシュ』の公開について、3つの方向性を設定したことがあったと見られている。1つめは、エズラが専門家の助けを得ることを選べば、映画を予定通り公開するというもので、2つはエズラが助けを得なくても公開するが、その後は別の俳優を起用するというもの。そして3つめは、映画をお蔵入りにするというものだった。

画像: エズラ・ミラー、『ザ・フラッシュ』公開に向けて行動か

 エズラは治療を始めたとしているため、映画は予定通り公開される可能性が高い。また、ここのところ作品の公開や配信について様々な見直しをしているワーナー・ブラザーだが、米THRによると本作はテストスクリーニングで非常に高い評価を得たそうで、今のところ劇場公開の予定に変更はなく、出来るだけ公開したい様子が見て取れる。

 そして、『ザ・フラッシュ』の公開は、不祥事が続くエズラにとっても重要なのだろう。そのためか、先日、エズラと代理人はワーナー・ブラザースの映画部門の役員であるパメラ・アブディとマイケル・デ・ルカと面談。そこでエズラは、自分の行動が作品や企業にネガティブな視線を引き起こしていることを謝罪し、今後も『ザ・フラッシュ』に携わっていく方法や、映画への責任感を伝えたという。アブディ氏とルカ氏は7月に映画部門の役員となったばかりで、エズラが2人と話すのはこれが初めてだった。

 エズラが専門家の助けを借りた場合、ワーナー・ブラザースはエズラと面談の機会を設け、『ザ・フラッシュ』関連のメディア出演は制限したうえで、映画は予定通り劇場公開するとされていた。今回の面談はそのプロセスのひとつにあたると見られる。一方で、エズラの状態と態度によっては、メディア出演は制限されない可能性もあるだろう。

(フロントロウ編集部)

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