最新ヘアカラートレンド「スカンクヘア」とは?
ヘア全体よりも明るいカラーを部分的に入れる技法「ハイライトカラー」。バレイヤージュやソンブレ、顔周りハイライトなどさまざまな種類のハイライトカラーの技法があるけれど、いま海外のオシャレ好きたちの間で話題になっているのは、あえて髪色のコントラストを楽しむ「スカンクヘア(Skunk Hair)」。
米ヘアケアブランドR+Coのアンバサダーでカラーリストのリッチー・カンダサミーによると、スカンクヘア(Skunk Hair)とは、動物のスカンクのように暗い髪色をベースに、明るいヘアカラーを部分的に入れるカラーリング方法のこと。
一般的なハイライトカラーといえば、ベースの髪色になじむようにハイライト細く入れるのが定番だけれど、スカンクヘアは、あえてパキッとした発色で黒髪とハイライトのコントラストを楽しむのが醍醐味だと米Glamourで説明。
また、スカンクヘアはハイライトを「左右対称」に入れる必要すらなく、前髪の片側や後頭部の一部など「ランダム」に入れるのがポイント。そのため、ほかのハイライトカラーに比べて圧倒的に自由度が高く、周りと差がつく個性的なヘアカラーが楽しめると今年に入ってから注目度が急上昇。
実際に、消費者トレンドのデータ集約プラットフォームSpateの調査によると「スカンクヘア」 に対する月間検索件数は、この1年で793%も増加。若者に人気のショート動画アプリTikTokでもスカンクヘアのハッシュタグが付いた動画の総再生回数が2億回を超えるなど、その人気ぶりがうかがえる。
「スカンクヘア」をオシャレに取り入れるポイント
スカンクヘアは基本的に自由度の高いヘアカラーだけれど、ハイライトをどこに入ればいいか迷っている場合は、“顔周り”を中心にハイライトを入れるのがオススメ。
ニューヨークを拠点に活動するカラーリストのジャクソン・ヘラーは「スカンクヘアのハイライトを入れる場所に迷ったら、まずは顔周りを選ぶといいでしょう。手軽でメンテナンスがしやすいのに、インパクトは絶大です」と米Byrdieでコメント。
ほかにも、スカンクヘアをこっそり楽しみたいという人は、後頭部や側面にハイライトを入れるのもアリ。髪をまとめたりした時に色がチラッと見える程度に染めているため、普段はあまり目立たないのも嬉しいところ。
ジャクソンは「この位置(後頭部)にハイライトを入れる素晴らしい点は、いつでも好きなときに隠せるところです。また髪をセットしていないときでもオシャレに見えます」と勧めている。
周りと差がつく遊び心満載のスカンクヘア。ハイライトを入れる場所によってさまざまな表情をみせてくれるので、どこに入れるかは腕の見せどころ。(フロントロウ編集部)