20歳で結婚したアーロン・テイラー=ジョンソン
映画『ブレット・トレイン』のタンジェリン役として、先日初来日を果たしたアーロン・テイラー=ジョンソンは、プライベートでは監督・アーティストとして活躍するサム・テイラー=ジョンソンと2012年に結婚し、現在では2人の子どもを育てている。
そんな彼がサムと出会ったのは、2009年に公開された映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』でのこと。撮影中は2人の間に何も起こっていなかったそうだが、アーロンは初めてサムに会った日の彼女の服装を覚えているという。
そして2人の関係に変化が生まれたのが、撮影終了直後。米Harper’s Bazaarのインタビューでサムは、「撮影が終わったらすぐに、彼は私に、私と結婚すると言いました。デートに行ったこともなれけば、キスすらしたことはなかったのに」と当時を振り返っている。
当時アーロンは18歳から19歳くらいで、サムは41~42歳の頃。この年齢差には批判もあった。しかし2人の愛は変わらず、アーロンによると、「初めて会った日から1年後、ぴったり1年後に、片膝をついて、彼女に結婚してくれるか聞きました」とのこと。
「テイラー=ジョンソン」という名字にした理由は?
そんな2人は、結婚を機にお互いの名字を組み合わせた名字に変更している。元々サムはテイラー=ウッドという名字で、アーロンはジョンソンという名字だったため、2つを組み合わせてテイラー=ジョンソンという名字になった。アーロンはそうしたことについて、英Evening Standardでこんな思いを明かしていた。
「女性が男性の名前に変えなくてはいけない理由が分かりません。彼女が僕の一部になりたがったのと同じくらい、僕も彼女の一部になりたかった」
イギリスでは夫婦別姓の権利が保障されているものの、2016年の調査では男性と結婚している女性の9割が結婚後に男性側の名字を名乗っていると答えた。名前を変えないのが極端に男性に傾いている理由には社会的なプレッシャーを含めてさまざまあるが、アーロンのように、自分も相手の名字になりたいと思う男性もいるし、どちらかの姓を選ばなくても、お互いに変えたければ2人とも変えれば良いのだ。お互いの一部になりたいと思いあっていた2人の愛が溢れ出るエピソードとなっている。
今年で結婚10周年だったアーロンとサムは、8月にふたたび互いへの愛を誓いあうセレモニーを開催し、アーロンはこんな思いを綴っていた。
「昨日はもっとも美しい1日だった。夏至で、僕たちの結婚10周年だ…。お互いへの誓いを新しくして、親しい友人や家族の前で僕たちの愛を告白した。愛と喜びの祝福だった!10年の結婚。神秘的で忘れられない日で、太陽は僕たち2人の上で輝くのを止めなかった…。僕たちは祝福されている。サミー、あなたは僕の愛する人で、僕の人生で、僕のソウルメイトで、僕の妻で、僕の世界!」
(フロントロウ編集部)