『ペッパピッグ』にLGBTQ+ファミリーが登場
2004年にイギリスで放送が開始された『ペッパピッグ(Peppa Pig)』は、ちょっとおませなピンク色の子豚の女の子ペッパピッグを主人公にした子供向けアニメで、現在では世界180ヶ国で放送され、40の言語で翻訳されている人気シリーズ。
日本でもNetflixやテレビ東京の『イニミニマニモ』内で見ることができる『ペッパピッグ』に、はじめて結婚した同性カップルが登場した。
9月6日にイギリスで放送された「ファミリーズ」と題されたエピソードには、ペッパのクラスメートの白熊であるペニー・ポーラベアが、2人の母親について語るシーンが。ペニーはワンピースを着た2匹のシロクマの家族の絵を描きながら、「私はペニー・ポーラベアです。ママともう1人のママと一緒に暮らしています。1人のママはお医者さんで、もう1人のママはスパゲッティを作るんです。私はスパゲッティが大好きです」と自分の家族を紹介した。
1. Peppa Pig has introduced its first same-sex couple for the first time in its 18-year history.
— BFM News (@NewsBFM) September 8, 2022
During an episode titled Families, which aired in the UK on Tuesday, Peppa's classmate Penny Polar Bear shares that she has two mothers. pic.twitter.com/4iX9i2QVQH
『ペッパピッグ』には、2019年に同性カップルのファミリーを登場させるよう求める嘆願書を受け取っており、活動家によって作られたこの嘆願書には2万3,000人以上の署名が集まっていた。それから数年、放送にその声が反映された。
『ペッパピッグ』を観る世代である子どもたちはアニメから学ぶことが多く、“両親が同性”という家庭をさりげなく出すことにより、様々な形の家族が世界に存在することを学ぶことができる。
2021年には『セサミストリート』でも結婚した男性のカップルが準レギュラーとして登場したこともあり、多感な子どもたちが見る番組は年々進化していっている。(フロントロウ編集部)