エミー賞受賞を果たしたリゾ、スピーチで語った思い
テレビ番組の祭典であるエミー賞が2022年もアメリカで開催され、リアリティ番組『リゾのビッグスター発掘』が最優秀コンペティション番組を受賞! この番組はミュージシャンのリゾが、自身のバックダンサーを探すオーディション番組で、Amazonプライム・ビデオで見ることができる。
リゾはグラミー賞の受賞経験もあり、そこに今回エミー賞が加わった。そのため、いつかテレビのエミー賞、音楽のグラミー賞、映画のアカデミー賞、演劇のトニー賞の4アワードを制覇した人物を指す「EGOT」になれるのではないかという期待も出てきている。しかし、リゾはまずはエミー賞受賞の感激に浸っているよう。受賞スピーチで、涙をこみ上げながら思いを語った。
「まず、エミー賞と投票してくれた人に感謝したいと思います。いろんな感情がこみ上げてくる…。このトロフィーは素敵ですが、この感情はこの舞台で一緒に立っているみんなのものです。みんながシェアした物語は、そこまで珍しいものというわけではないでしょう。ただみんなには、(その物語を語る)プラットフォームが無かったんです。より多くの物語を伝えていきましょう。
幼い頃、私はただただ自分をメディアの中に見たかった。私のように太っている誰か。私のように黒い誰か。私のように美しい誰か!その頃に戻って、小さなリゾに何かを言うとしたら、こう言います。そういう人を見ることになる、でもそれはあなた自身がやらなきゃいけないよ!(笑)。
私の大きなガールズはどこにいるの?こっちに来なさい!1年前、あの女性たちは、その後の人生を変えることになる私のテレビ番組に出ました。彼女たちはエミー賞受賞のスーパースターで、ワールドツアーに行く。私の大きなガールズたちのために喝采を!みんなを愛してる。これはあの大きなガールズたちのもの」
社会ではどこにでもいる存在かもしれない。でもメディアの中で話されていない人々がいる。幼少期の思いを、今に繋げたリゾ。最後は彼女らしく、「L-I-Z-Z-O-B-I-G-G-G-R-L-S, we the best!(リゾのビッグガールズ、私たちがベスト!)」と歌って会場を盛り上げ、スピーチを締めた。
"When I was a little girl, all I wanted to see was me in the media. Someone fat like me, Black like me, beautiful like me" - @lizzo gets emotional while accepting her #Emmys award pic.twitter.com/M909wbYmrg
— The Hollywood Reporter (@THR) September 13, 2022
(フロントロウ編集部)