エリザベス女王はジョージ王子に何をプレゼントした?
現地時間9月8日、静養先のバルモラル城で家族に見守られるなか96年の生涯に幕を閉じたイギリス王室のエリザベス女王が、今から約6年前の2016年にひ孫のジョージ王子に贈ったプレゼントの微笑ましい中身が明らかになった。
ご存じの方も多いと思うが、ジョージ王子はウィリアム皇太子とキャサリン妃の長男で、王位継承順位は父ウィリアム皇太子に続く2位=将来君主になることが約束されている。
英Hello!によると、エリザベス女王は当時2〜3歳だったジョージ王子に、自身の愛犬7匹が描かれたTシャツをプレゼントしたそうで、Tシャツの絵は、バッキンガム宮殿の私室に飾られている絵画からインスピレーションを得たものだったという。
愛犬家のエリザベス女王は、コーギーを愛していたことで知られ、在位70年のあいだに30匹以上を飼育していた。元となった絵画に描かれていたのもコーギーだったそうで、絵画を手がけたアーティストのシンディ・ラス氏は、依頼を受けてエリザベス女王の80歳の誕生日にその絵を宮殿に届けた。そして、それから数年後、女王のコーギー好きが高じて、絵画はジョージ王子のTシャツへと生まれ変わることに。
ラス氏によると、エリザベス女王のために制作したコーギーをモチーフにしたクッションを送るついでに、サンプルで作った幼児用のTシャツを一緒に送ったところ、後日、女王の代理人から直筆の手紙が届いたそうで、その手紙に“Tシャツはジョージ王子に渡す”と書かれていたそう。
ちなみに、エリザベス女王は亡くなったときもコーギーを含む4匹の犬を飼っていた。そのうち2匹のコーギーは、エリザベス女王の次男アンドルー王子と王子の元妻サラ・ファーガソンが引き取ると伝えられている。この2匹は元々、アンドルー王子が女王に贈った犬だった。(フロントロウ編集部)