年上女性と年下男性の16歳差恋愛を描く『The Idea of You』
アメリカで2017年に発表された小説『The Idea of You(ザ・アイディア・オブ・ユー)』が、Amazonプライム・ビデオで実写映画化。主人公は、アートギャラリーのオーナーであり離婚を経験した40歳のソフィー。前夫の代わりに、15歳の娘に付き添って音楽フェスに参加することになった彼女は、そこで世界的大人気ボーイズバンドであるオーガスト・ムーンのメインボーカルである24歳のヘイズ・キャンベルと出会い、恋に落ちる!
じつは、このヘイズというキャラクターは、ミュージシャンのハリー・スタイルズにインスピレーションを得て誕生。となるともちろん、オーガスト・ムーンはワン・ダイレクション。
本作のソフィー役にアン・ハサウェイが決定したのは2021年のことで、その後、ヘイズは誰が演じるのかに注目が集まっていた。ハリーに演じてほしいと思っていたファンは多いはずだけど、彼は11月に公開される映画『僕の巡査』と『ドント・ウォーリー・ダーリン』の後はふたたび音楽活動に集中したいとコメントしていたため、可能性は低かった。
そしてその予想通りハリー以外の俳優に決定したのだけど、彼もまたグッドチョイス! ヘイズを演じるのは、ニコラス・ガリツィンに。
ハリーと同じくイギリス出身の彼は、2016年の映画『ハートビート』で頭角を現したが、2021年の映画『シンデレラ』でロバート王子を演じたことがブレイクスルーのきっかけに。2022年にはNetflixのヒット映画『パープル・ハート』でソフィア・カーソンの相手を演じた。
そして彼の今後の注目作と言えば、ベストセラー小説を原作とした映画で、英国王室のロイヤルファミリーであるヘンリー王子と、アメリカ大統領であるエレン・クレアモントを母親に持つアレックスの恋愛を描く『Red, White & Royal Blue(赤と白とロイヤルブルー)』。ニコラスはヘンリー王子を演じる。
これまで、“王子っぽい”役を多く演じてきたニコラス。『The Idea of You』のヘイズもその傾向はあるとはいえ、ポップスターとなった彼の姿は楽しみ。ちなみに、彼は音楽が趣味で、これまでもインスタグラムなどで歌声を披露してきたうえ、『シンデレラ』でもミュージカルシーンをこなした。『The Idea of You』では彼の歌声にも注目。
(フロントロウ編集部)