INTERVIEW HIGHLIGHTS
- 日本にファンがいることが「信じられない」
- 「愛」が曲のテーマになっているのは必然
- 私生活を見せなくなった切ない理由がある
- 2023年のニューアルバムに期待してほしい
- 心を落ち着かせる趣味は「お菓子づくり」
日本でのバズをドイツから驚きながら見守っていた
ドイツではトップスターであるLenaにとっても、わずか2週間でドイツの総人口を超える1億回再生という数字にはびっくりしたという。
Lena:マネージャーから連絡があって、『すごく不思議なことが起きている。3年前の君の曲がバイラルになっているらしいんだ。日本で』と言われたの。そこから数字がぐんぐん伸びるのを見て、6月頃には『とにかく日本に行くべきだよね?』ってなったんだけど、スケジュールがぎっしり埋まっていたからなかなか時間が調整できず、9月の(J-Wave主催のフェスでの)来日が決まった時には、『お願い、それまで流行りが過ぎ去りませんように!』ってみんなでお祈りしていたのを覚えている(笑)。ものすごく驚いたし、感激する経験で、ついに日本に来られて本当に嬉しい。
「life was a beach」はアルバムでもお気に入りの曲
「life was a beach」が収録された2019年のアルバム『Only Love, L』にはドイツでトップチャート入りした曲が数多くあるが、シングルカットされなかった「Life Was a Beach」が日本のリスナーの心を奪ったことについてはどう思っているのか?
Lena:じつは私自身、この曲が大好きなの。私の国ではヒットしなかった曲が、他国でヒットするなんて素晴しいことだと思うしとても嬉しい。ドイツでは恋をすると悪いことも良く見えてしまうという意味で、“恋愛中はピンクのサングラスをかける”と言うの。この曲はそれについての曲。付き合っているときは嫌な経験ばかりしていたのに、別れたあとにそれに気づいて、それでこの曲が誕生したというわけ。
Lenaの音楽において「LOVE(愛)」は大きなテーマ
Lenaはバラードからダンサブルな曲までポップソングを中心に多くの曲を歌っているが、失恋なり、自己愛なり、“愛”が曲のテーマになっていることが多いように見受けられる。それについて聞いてみると、Lenaも「もちろん」と同意した。
Lena:人生におけるすべてが愛に繋がっていると思うの。恋愛に限らず、みんなが、自分を愛したい、受け入れられたい、幸せになりたいと、愛を求めている。自分、環境、家族、恋愛、すべてが愛で繋がっている。そんな愛とポジティブな姿勢で向き合えることこそ、究極のゴールだと思うの。
私生活の話はしない、けど歌う
歌詞はとてもパーソナルな内容なのに、インタビューやSNSではプライベートの話はしないことで知られるLena。しかしフロントロウ編集部との会話のなかでは、「私生活がとても幸せだから、本当はその話がしたい」と告白したうえで、パーソナルな話をしなくなった切ない理由を教えてくれた。
Lena:本当は私生活の話をしたいと思っている。家族の話や、プライベートでの出来事の話がしたい。でもドイツでは、少しでもそういった話をすると人権を失うことになるの。みんながあれこれと意見をはじめて、人間関係や子どもなどの写真を撮るようになる。本当は、悲しいなと思っている。だって私にとって私生活は大好きなことなわけで、本当はその話がしたい。だからこそ、私は音楽を通して、自分の感情や人間関係を正直に伝えることにこだわっているの。
日本とベルリンの“レベルの差”にびっくりした
「日本のファンが...」と話し始めると、「日本にファンがいるなんて信じられない!」とはにかむような笑顔を見せた、キュートなLena。じつは2016年に来日したことがあり、今回は2度目の来日。インスタグラムには、ラーメンと餃子とビールを楽しんでいる姿が複数回アップされていた。
Lena:今のところ、ラーメンと餃子をたくさん食べている(笑)。昨日は伝統的な和食も楽しんだ。私が暮らすベルリンはレストランのレベルが高いことで知られていて、日本食もおいしいところがあるけど、やはり本場はまったくレベルが違う。本当においしい。前回の来日は、(ドイツ最大の航空会社)ルフトハンザドイツ航空のPRキャンペーンのために来ていたの。そのときは10日間も滞在できたから、カラオケや、茶道のセレモニー、猫カフェと、しっかり観光を楽しんだよ。
ホテルでポッキーを楽しんだほか、ラーメン・餃子・ビールでチームと乾杯!
2023年にニューアルバムが待っている
2022年6月に発表したニューシングル「Looking For Love」は、来たる6thアルバムの収録曲だという。パンデミック中は、デビューから約10年ぶりに忙しいスケジュールから離れて自分を見つめ直す時間を持てたというLenaは、一体どのような音楽を届けてくれるのか?
Lena:アルバムは今作っているところ。 今年は無理だけど、2023年で考えている。ここ3年、私の人生は大きく変わった。さっき言ったように、私生活のことは話したくはないけど歌うことはできる。芸術の自由が私を強くするから。アルバムでは(ここ3年に)自分に起きたことを歌う予定。
新曲「Looking for Love」は、毎日闘うことに疲れた人たちを温かく応援する、現代にぴったりのエンパワソング。
ハイからローまで多様なブランドが好き
ファッションやヘアメイクで遊ぶのが大好きで、この日は、グリーンで統一しながらも微妙に異なるテクスチャーを選ぶというハイレベルなコーディネートを見せたLena。日本でロングヘアをばっさりと切るかもというサプライズ発言も出て、取材後、本当にショートヘアにイメチェンした姿をインスタグラムで公開した。
Lena:ファッションは私の情熱のひとつ。日本にいると、いつもより勇敢になれる。それは、日本の人がドイツの人より身なりに気をつかっているから、自分も挑戦しようと思えるからじゃないかな。ブランドはPRADAやMIU MIUのようなクラシカルなものから、あまり知られていない若手のデザイナーまで、色々好き。もちろん、ZARAやMANGOにも行くよ(笑)。あとじつは、ちょうどメイクアップアーティストと一緒に相談していたんだけど、日本滞在の最終日に髪をばっさり切ってみようと思っているの!
日本から出国後、インスタグラムでばっさりとショートになったルックを公開。
心をリラックスさせるために“焼く”
Lenaに「音楽以外のパッション」を聞いてみたら、即答で「お菓子作り」と返ってきた。フロントロウ編集部のエディターに、マーブルケーキの作り方を細かく教えてくれるほど、本当に好きなよう!
Lena:お菓子づくりが大好き。チーズケーキは本当にうまく焼けるよ(笑)。でも、シンプルなものほど完璧にやるのが難しいから、シンプルなものによくトライしている。マーブルケーキって分かるかな? すごくシンプルなんだけど、だからこそ本当に難しいの。私にとってお菓子づくりは、ストレスを感じたときのリラックス方法と言えるかな。
Lena直筆サイン入りチェキを3名様にプレゼント!
【応募方法】フロントロウの公式ツイッター(@frontrowjp)をフォローして、以下の該当ツイートをリツイート。
【応募締切】10月23日23:59
プライベートの話はしない、でも歌う。
— フロントロウ編集部 (@frontrowjp) October 3, 2022
「life was a beach」億越えヒットのLenaに単独インタビュー。Lenaの曲に共通するメッセージや、プライベートの話をしなくなった切ない経験までをトーク。
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<Lenaリリース情報>
Lena「life was a beach」
配信中
試聴・購入:https://umj.lnk.to/LifeWasABeach!0512
Lena「life was a beach feat. Chris Hart」
2022年9月30日配信
https://umg.lnk.to/LifeWasABeach
Lena 「Looking For Love」
配信中
試聴・購入:https://umj.lnk.to/Lena_LookingForLove
■Lenaリンク
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(フロントロウ編集部)