チャールズ国王の妻カミラ王妃の子どもたちが、今後、王室の一員になることはある?新たな称号を得たことで注目度と知名度が急上昇しているカミラ王妃の実の子どもたちについて調べてみた。(フロントロウ編集部)

カミラ王妃には息子と娘がいる

 エリザベス女王が逝去し、夫のチャールズ3世が国王となったことで新たな称号を得たカミラ王妃の2人の子どもたちに注目が集まっている。ご存じの方もいると思うが、カミラ王妃には前夫のアンドリュー・パーカー・ボウルズとのあいだにもうけた、長男のトム・パーカー・ボウルズ(47)と長女のローラ・ロープス(44)という2人の実子がいる。

画像: 2018年に撮影された写真。左から、長男のトム・パーカー・ボウルズ、カミラ王妃、長女のローラ・ロープス。

2018年に撮影された写真。左から、長男のトム・パーカー・ボウルズ、カミラ王妃、長女のローラ・ロープス。

 “若い頃はパーティー三昧で遊んで暮らしていた”という長男のトムは、現在、フードライターや料理評論家として活動しており、2010年にGuild of Food Writersという賞を受賞したこともある。母であるカミラ王妃と一緒に公の場に姿を見せることも多い。元パートナーとのあいだに2人の子どもがいる。

 アートキュレーターをしている長女のローラは、2006年に元モデルで公認会計士のハリー・ロープスと結婚し、3人の子どもに恵まれている。仕事柄、表に出る機会が多い兄のトムとは対照的に、ローラはイベントなどにはたまに顔を出す程度である。

 トムとローラは、チャールズ国王の長男ウィリアム皇太子と次男ヘンリー王子にとって義理の兄と姉にあたる。 2011年に行われたウィリアム皇太子とキャサリン妃の結婚式でローラの娘エリザがブライズメイドを務めるなど、現在は良好な関係を築いているようだが、お互いの親が不倫の末に結婚したという複雑な事情もあり、過去にウィリアム皇太子とローラが口論になったこともあったそう。

画像: エリザベス女王の葬儀にはトム・パーカー・ボウルズとローラ・ロープスの姿もあった。

エリザベス女王の葬儀にはトム・パーカー・ボウルズとローラ・ロープスの姿もあった。

 一方、チャールズ国王とはかなり親しい間柄のようで、かつてトムは義理の父について、「私はずっと継父を慕ってきました。彼はいつも優しく、善良で、素敵な人でした。温厚で知性と人間味にあふれた人なので、もしその日が来たら、素晴らしい国王になれると思います」とオーストラリアのニュース番組『A Current Affair(原題)』で語っていた。

 ちなみに、一部でカミラ王妃の子どもたちや、王室を離脱したヘンリー王子の子どもたちに称号が与えられる可能性が議論されているが、王位継承権を持つヘンリー王子の子どもたちはともかくとして、カミラ王妃の連れ子であるトムとローラが正式にロイヤルファミリーの一員になる可能性は非常に低いという。当の本人たちも王室入りすること望んでいないようで、トムは2019年にイギリスのテレビ番組『Good Morning Britain(原題)』に出演した際に、「(自分と妹のローラは)正直に言って、王室の一員ではありません。母は結婚したので王室の一員ですが、僕たちは一般人です。僕たちはただ母を側で支えるだけです」と、あくまで裏方に徹するつもりだと述べている。(フロントロウ編集部)

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