※この記事には、『ウォーキング・デッド』シーズン11のネタバレが含まれます。
『TWD』初期メンバーの絆
ドラマ『ウォーキング・デッド』最終章の最終パート3がディズニープラスで配信が始まり、ついに本当の終わりへ向けて物語が進んでいる。17話から最終回24話までとなるパート3だが、17話ですでにファンをグっとさせるセリフがあった。
それは、ダリルとマギーが2人で逃げ隠れていた時のこと。16話でダリルはマギーを救うために、元恋人のリアを撃ち殺した。そのことについてマギーが謝った時、ダリルはこう返した…。
「俺はグレンの代わりだ。俺に謝る必要は一切ない(Glenn would have wanted me to look out for you. You don't have to ever say sorry. Not to me.)」
グレンの名前は反則…! シーズン1からシーズン7まで登場し、ファンから非常に大きな人気を誇ったグレン。ローレン・コーハン演じるマギーの夫であり、ハーシェルの父親である彼の存在や、マギーとダリルという昔からのキャラクターが持つ歴史を感じさせるセリフは、2010年から続き、終わりに向かう本ドラマのファンの心をギュッとさせた。
そしてこのセリフは、ダリルを演じるノーマン・リーダスが加えたものだったという。『ウォーキング・デッド』のトーク番組『トーキング・デッド』で彼が明かした。
「マギーはキレた。僕の“彼女”的な人物を撃った。そして今、その人々は僕たちを追ってきている。でもあのシーンは少し変更されたんです。“俺たちはそれについて話してない。何か言ったほうが良い”って、僕が提案しました。グレンについてのセリフは、多分僕のアイディアでした。マギーとダリルはとても親しいので、謝罪したり、説明したりする必要はありません。ただ彼女に、“俺は君の味方で、君は俺の味方”だと知らせることが重要だと思ったんです」
例えばニーガンのように、ドラマの後期で加わったキャラクターでも人気の人物はいるが、ドラマの初期からずっと一緒に旅をしてきたキャラクターや俳優の絆には特別なものがある。ノーマンの言葉からは、マギーおよびローレンとの絆も感じられて感動。
ちなみに、シーズン11の第1話ではニーガンがマギーの前でグレンの名前を出すという、感動とは真逆の衝撃的な展開が起こった。脚本が出来上がった当初は、ニーガンを演じるジェフリー・ディーン・モーガンすら、さすがに「できない」と制作陣にかけあっていたことを明かしている。
(フロントロウ編集部)