大スターすぎるレオナルド、クリスチャンが感謝の理由
映画『ダークナイト』や『マニシスト』などで知られ、アカデミー賞受賞歴もあるオスカー俳優のクリスチャン・ベール。そんな彼は、同じく1974年生まれのスター俳優レオナルド・ディカプリオに“感謝”していることがあるという。
じつは、クリスチャンは90年代に少なくとも5つの役をレオナルドに取られている。『タイタニック』でもクリスチャンは候補だった。そんな因縁があれば、むしろライバル視していてもおかしくはないが、クリスチャンはむしろ、自分が得ることが出来てきた役はレオナルドが“先に断ってくれたから”だと考えているという! 米GQのインタビューで、こんな思いを明かした。
「みんなが得ているどのような役であっても、彼が先にそれを断ったから(オファーが回ってくるん)です。誰が何を言おうと関係ありません。監督たちとどれだけ仲が良いかも関係ありません。私が何度も一緒に働いたことのある人たちは全員、すべての役を先に彼にオファーしていました」
いつでも2番手だなんて悔しい思いが湧き出てきそうだが、自分だけでなくほぼ全員が同じ状況だと思っているからか、嫉妬はないよう。さらに彼は、「彼がすることを僕はできない。それに私は、彼のように注目されることを求めていない」としたうえで、「ハリウッドで彼と年齢の近い俳優たちはほぼ全員、彼がそれぞれのプロジェクトを引き受けなかったことによるキャリアの借りがあると思いますよ」と話し、レオナルドに借りがあるとまでコメント。
それほどまでに映画界で支持されるとは、レオナルドのスター性を感じざるをえない。とはいえ、クリスチャンが余裕のある意見を語れるのも、彼が実力派俳優として評価されてきた経歴を持っているからかもしれない。レオナルドはオスカーに縁がないことで有名で、2016年に、初ノミネートから22年を経て初のアカデミー賞受賞という悲願を成し遂げた。一方のクリスチャンは、2011年の『ザ・ファイター』でアカデミー賞助演男優賞を受賞している。
(フロントロウ編集部)