TVプロデューサーが数年にわたる性加害で逮捕
9シーズン続いたドラマ『Scrubs〜恋のお騒がせ病棟』や7シーズン続いた『カリフォルニケーション』のプロデューサーであるエリック・ワインバーグは、2014年から2019年にかけて5人の女性をレイプした容疑で今年7月に逮捕。そして、性的暴行や暴力、監禁などを含む18の罪で起訴された。
ロサンゼルス市警は2014年4月と8月にもワインバーグによる複数のレイプを検察に提出していたが、検察は証拠不十分として起訴を却下していた。しかし最近になって市警に新たなレイプ事件が報告され、さらなる被害者を特定することができたという。市警は少なくとも8名の被害者を特定しており、さらにワインバーグが7月に逮捕されたことをきっかけに、新たに十数人の女性が警察に被害を告発しているという。警察は、ワインバーグが90年代から性的暴行を犯してきた可能性を指摘している。
またフェイスブックでは、以前からある女性がワインバーグの行動を告発し、他の女性に警戒するよう呼びかけていた。
ロサンゼルス郡地方検事のジョージ・ガスコンは、「社会全体として、私達は女性や少女達をもっと守らなくてはいけません。社会はあまりにも長すぎる間、このような暴行や性的暴行を許し、女性自身が身を守らなくてはいけなくなっていた」と発表した。
また、2020年にあったワインバーグの離婚裁判においては、元妻の弁護士が、彼が息子と同じ高校に通う少女に声をかけたと主張している。少女は息子の知り合いだったという。
ちなみに、彼がプロデューサーを務めたドラマ『メン・アット・ワーク』の主演ダニー・マスターソンも、2020年に複数の女性に対する性的暴行で起訴された。
ワインバーグは500ドル(約7億円)の保釈金を支払い、現在は保釈されている。
(フロントロウ編集部)