ウィリアム皇太子が弟のヘンリー王子にメールを送るも「そっけない言葉」を返されていたことが明らかに。(フロントロウ編集部)

ウィリアム皇太子からの誘いにヘンリー王子が出した答え

 イギリス王室のウィリアム皇太子が、弟のヘンリー王子にメールを送るも「そっけない言葉」を返されていたことがわかった。

 ご存じの方も多いと思うが、2020年3月末をもって王室を離脱し、公務から引退したヘンリー王子と、父のチャールズ国王や兄のウィリアム皇太子をはじめとするロイヤルファミリーのメンバーとのあいだには大きな溝があると言われている。とくに、ウィリアム皇太子とは関係修復どころか悪化の一途をたどっており、エリザベス女王が亡くなったあと、ウィリアム皇太子の呼びかけによって“ファブ4(※)”の復活が実現したものの、会話はおろかほとんど視線を合わせることもなかった。
※ウィリアム皇太子&キャサリン妃夫妻とヘンリー王子&メーガン妃夫妻の4人が集まった際の愛称。

画像: 2021年7月、ケンジントン宮殿に設置された母ダイアナ元妃の像の除幕式に出席したウィリアム皇太子とヘンリー王子。

2021年7月、ケンジントン宮殿に設置された母ダイアナ元妃の像の除幕式に出席したウィリアム皇太子とヘンリー王子。

 長年、ロイヤルファミリーを追ってきた王室専門家のバレンタイン・ロウ氏の新著『Courtiers: The Hidden Power Behind the Crown(原題)』によると、ウィリアム皇太子がヘンリー王子にメールしたのは、ヘンリー王子が王室を離脱する前の2019年、英ITVのドキュメンタリー番組で兄弟の複雑な関係について語った直後のことだった。

 このインタビューで、ヘンリー王子は「この役割や仕事には(ロイヤルファミリーとしての)重圧があり、その裏ではさまざまなことが起きています」、「でも、私たちは兄弟で、これからもその関係は続きます。私たちはたしかに今、別々の道を歩んでいますが、私は何があっても彼の味方だし、彼も私の味方をしてくれると思います。兄弟というのは、いい日もあれば悪い日もあるものです」と語っていた。

画像: エリザベス女王の葬儀の最中に言葉を交わす姿を目撃されたがかなり“当たり障りのない内容”だった。

エリザベス女王の葬儀の最中に言葉を交わす姿を目撃されたがかなり“当たり障りのない内容”だった。

 ヘンリー王子の発言を聞いたウィリアム皇太子は、驚くと同時にヘンリー王子と妻のメーガン妃が“危機に陥っている”ことを察知し、WhatsApp(メッセージアプリ)を通じて、ヘンリー王子に面会を申し出たという。当初、ヘンリー王子はウィリアム皇太子と会うことに前向きだったが、ウィリアム皇太子が面会について“私設秘書に伝える必要がある”と返した途端、態度を一変。「来ないでくれ」とだけ返信し、ウィリアム皇太子と会うことを拒否したとロウ氏の著書には書かれている。

 ヘンリー王子はなぜ急に態度を変えたのか? ヘンリー王子は、ウィリアム皇太子の関係者が2人の面会についてマスコミにリークすることを懸念していたそうで、その話が新聞やネットニュースで取り上げられるくらいなら、会わないほうがいいと判断したとロウ氏は説明する。その後、ウィリアム皇太子はヘンリー王子と話し合う機会を得たものの、王室を離れるというヘンリー王子の決意は変わらなかった。

 ちなみに、ウィリアム皇太子と妻のキャサリン妃は今年12月にアメリカのボストンを訪れる予定で、ヘンリー王子とメーガン妃も、ちょうど同時期にニューヨークで行われるイベントへの出席を予定している。ボストンとニューヨークはどちらも東海岸で、飛行機で1時間弱の距離であることから、イギリスやアメリカの一部メディアで両夫妻が再会する可能性が報じられている。(フロントロウ編集部)

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