スタジオジブリによる『となりのトトロ』の英語吹き替え版でメイの声を演じたエル・ファニングが、大人になってから作品を見た感想は?(フロントロウ編集部)

英語版でメイの声を演じたエル・ファニング

 スタジオジブリが1988年に発表した映画『となりのトトロ』は、日本人なら誰でも知っているといえるほど親しまれ、トトロやネコバスは国民的キャラクターに。そしてジブリ作品は海外でも非常に人気であるため、声優には多くの有名俳優が起用されてきた。

 例えば、『紅の豚』ポルコの声は、英語版では『バットマン』のマイケル・キートンが、フランス版では『レオン』のジャン・レノが務めた。『もののけ姫』では、『ロミオ+ジュリエット』のクレア・デインズとレオナルド・ディカプリオが、サンとアシタカを務めるという夢のような可能性が出ていたが、残念ながらレオナルドの参加はスケジュールの関係で叶わず。とはいえ、『あの頃ペニー・レインと』のビリー・クラダップが演じている。

 そして、『となりのトトロ』では、ダコタ・ファニングエル・ファニングが姉妹共演! サツキとメイを演じた。
 ※『となりのトトロ』の英語吹き替えは2005年に新しいバージョンが製作されており、2人が声優を務めたのはそちら。

画像: 2005年にイベントに参加したエル・ファニング(左)とダコタ・ファニング(右)。

2005年にイベントに参加したエル・ファニング(左)とダコタ・ファニング(右)。

 そしてエルは、2014年公開のアニメーション映画『ボックストロール』でも声優を務めている。俳優としての出演作が多いエルだが、当時は声優という経験について語っており、16歳の頃には米Colliderのインタビューで『となりのトトロ』についても振り返っていた!

 「『となりのトトロ』では姉と私が声優を務めたのですが、私はとても幼かったので、それについてほとんど覚えてないんです。だから彼女(メイ)が私みたいに話すのを聞くのは、変な感じです」

 エルがメイの声を演じたのは、7歳かそれよりも前のこと。今ではそんなに記憶が残っていないのも仕方がない。なぜかこの子は自分みたいな声で、自分みたいな話し方をしている…と感じるのは変な気分なのだろう。しかし当時の映像は残っており、エルが姉のダコタと楽しそうに演技をしている姿が確認できる。

 また、エルは続けて、「声優というのは面白い経験です。しかしそれに慣れてしまうと、“うん、自分じゃないみたい”ってなる。あと、スクリーンで自分の顔を見ないので、自分自身をそこまで意識しないですね。人形の後ろに隠れて、映像を見てOKという感覚です(笑)」と話した。

(フロントロウ編集部)

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