誰もが共感できる、“すれ違い”がテーマの曲
オリヴィア・ロドリゴとジュリア・レスターによる楽曲「Wondering」をはじめ、マドンナ、クリス・ブラウン、カイゴ、リタ・オラといった欧米のトップアーティストやNCT127、少女時代、aespa、IVEらK-POPアーティストへの楽曲提供でプロデューサーとして輝かしい実績を築き、2020年にソロシンガーとしてのキャリアをスタートさせたL.A.出身のシンガー、ジョシュ・カンビー。
そんな彼がオリジナルソングで初めて女性アーティストをフィーチャーした最新シングル「Do Better (feat. Caroline Kole)」は、“本来は相手の話に耳を傾けてコミュニケーションをするべきなのに、相手の立場に立てずに起きてしまうすれ違い”と、対する自問自答や反省を歌った曲。
フィーチャリングヴォーカルのキャロライン・コール(Caroline Kole)は、米Billboard誌でジュリア・マイケルズやホールジーらと比較され、米Parade誌においては「とてつもなく才能豊かなヴォーカリストでありソングライター」と称された、エッジーで才能溢れるポップ・ロックアーティスト。
じつはこの曲、なんとサビの歌詞が“聴き間違い”から誕生していた!
「この曲は、本来なら相手の話に耳を傾けて、コミュニケーションを取らないといけないのに、ついつい喧嘩腰になったり、妨害したりしちゃうことについて歌っている。それは人間関係という小さなレベルにも、社会全体といった大きなレベルにも通じること」だと曲の意味を明かしたジョシュは、「僕が"what are we going to do about us(僕らどうするの)”って歌ったのを(共作した)サム(・ブルーノ)が"what are we going to do better(どうしたら僕らもっとうまくできるだろう)”って聴き間違えたんだけど、それに気付いた瞬間、誇らしいものが仕上がったと二人とも確信したんだ」と告白。一緒に曲を作ったライターの聴き間違えで、“すれ違ってしまっている。どうしよう”というすれ違いソングが、“すれ違ってしまっている。じゃあどうしたらもっとうまくできるかな”という、少しポジティブな姿勢が加わったものへと変わったのだ。
「この曲の背景にはたくさんの才能あふれる人間が関わっているんだ。サム・ブルーノとビショップ(リル・ウェイン、スクリレックス、カニエなど良いものばかり)と一緒にこの曲を書けたのは幸運だった。ヴァースのギターは、実はアルバムを制作している時に僕がベイビー・マーチンで即興演奏したのを携帯で録音したものなんだ」と制作の舞台裏を明かしたジョシュ。共作したキャロラインについては、「キャロライン・コールがヴォーカルで参加してくれたことはすごく感謝している。ナッシュビル出身の友人であり、驚異的なアーティストで、彼女のヴォーカルはこの曲をさらに上のレベルに引き上げてくれたから、すごく光栄だよ」と喜んだ。
「Do Better (feat. Caroline Kole)」はミュージック・ビデオも近日公開されるとのことなので、公開を楽しみに待ちたい。
Josh Cumbee (ジョシュ・カンビー)
Do Better (feat. Caroline Kole)(ドゥ・ベター(フィーチャリング・キャロライン・コール))
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(フロントロウ編集部)