エリザベス女王にとって最後の公務となった、リズ・トラス首相の任命式で撮影された写真を見た一部の人たちが抱いた「疑問」が解き明かされた。(フロントロウ編集部)

エリザベス女王の“必需品”に注目が集まる

 現地時間9月6日、イギリス王室のエリザベス女王は、静養先のバルモラル城で与党・保守党の新党首になったリズ・トラス氏を首相を任命した。そして、その2日後の9月8日、エリザベス女王は96年の生涯に幕を閉じた。

 エリザベス女王にとって最後の公務となったトラス首相の任命式。王室が公開した写真には、笑顔でトラス首相と握手する女王の姿が写っている。左手には杖と、日頃から愛用するロウナー(Launer)のハンドバッグを持っていたのだが、ここでひとつ疑問が。

 バルモラル城はいわば女王の自宅。エリザベス女王にとってハンドバッグは必需品で、どこへ行くにも必ず持っていたことで知られるが、それはあくまで外出先の話で、“家の中でもハンドバッグを持ち歩いているのか”と驚いた人も多かったよう。

 エリザベス女王が最後の公務でもトレードマークのハンドバッグを持っていた理由について、ロウナーのCEOであるジェラルド・ボドマー氏は米Peopleにこのように説明している。

 「女王が杖をついた状態でもなおハンドバッグを持っていたことに感動しています。女王はかつて『ハンドバッグを持たないと格好がつかない』とおっしゃっていました」

画像: エリザベス女王の“必需品”に注目が集まる

 なるほど。むしろ、自宅での公務だからこそ、“きちんと感”を出すためにハンドバッグを持っていたということなのだろう。ちなみに、エリザベス女王はハンドバッグを使って、側近に“秘密の合図”を送っていたそうなので、そういった意味でもハンドバッグは女王にとって欠かせないアイテムだった。

 気になる中身だが、老眼鏡のほか、ハンカチ、ミント、万年筆、テーブルの下にバッグをかけるための携帯用フックなどが入っていたと英Hello!は伝えている。(フロントロウ編集部)

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