失敗しないウェットヘアのつくり方
ウェットヘアとは、その名の通り、しっとり濡れたようなヘアスタイルのこと。実際に水で濡れているのではなく、スタイリング剤で濡れたように見せているのが特徴で、いつものヘアスタイルをウェットに仕上げるだけで、一気にこなれ感のあるおしゃれな雰囲気になると大人気。
また、髪の広がりをおさえつつ、ラフな束感をつくることができるので、一気にこなれた印象に仕上げてくれるのもポイント。
一方で、なかには「なんだかベタついて見える」「ちょうどいいウェット具合がわからない…」など、きれいなウェットヘアのつくり方が分からず悩んでいる声もチラホラ…。そこで、今回はセレブを手がけるヘアスタイリストのヌンツィオ・サヴィアーノが、軽やかでべたつきのないウェットヘアのつくり方を米Byrdieで紹介した。
ウェットヘアは“ジェル”と“クリーム”を一緒に使うべし
ヌンツィオによると、ウェットヘアを成功させるポイントは、ずばり「ヘアジェル」と「ヘアクリーム」の2種類を混ぜて使うこと。
その理由について、ヌンツィオは「ジェルだけだと髪がパリパリになってしまいますし、クリームだけだと髪がベタベタになります。しかし、この2つの組み合わせることで、非常にうまく仕上がります」と話し、それぞれのスタイリング剤の良さを引き出すにはこの方法がベストだと説明する。
ウェットヘアの具体的なつくり方については、はじめに髪を軽く濡らして、目が粗めのコームで髪をラフに梳かす。
次に、ヘアジェルとヘアクリームを手のひらに少量ずつ取り出して、しっかり混ぜ合わせる。このとき、ヌンツィオは「髪質によって必要な量は異なりますが、多すぎると髪がべたついて見えるので注意してください。髪をコーティングするぐらい(の量は)必要ですが、髪が密着しすぎないようにするのがポイントです」とアドバイスした。
2つのスタイリング剤を混ぜ合わせたら、髪の表面につけて濡れたようなツヤ感を出す。髪の内側はつけすぎるとベタっとしてしまうため、できるだけ控え目に。
最後に、ドライヤーを遠くからあてて軽く乾かし、手ぐしで空気を含ませるようにもみこんでボリュームを出したら、ラフでこなれ感のあるウェットヘアの完成!
大人な雰囲気のなかにもエッジの効いたトレンドの「ウエットヘア」。今まで上手につくれず悩んでいた人は、ぜひプロのテクニックを参考にしてみては。(フロントロウ編集部)