ダヴ・キャメロンがクィアコミュニティに感謝
ディズニー・チャンネル出身で、現在、シンガーや俳優として活躍するダヴ・キャメロンが、現地時間11月20日に開催されたアメリカン・ミュージック・アワードでニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに輝いた。
ダヴはその受賞スピーチで、現地時間11月19日にコロラド州コロラドスプリングスにあるナイトクラブで発生した銃乱射事件に言及。事件の現場となったのはLGBTQ+向けのナイトクラブで、男が銃を乱射して少なくとも5人が死亡し25人が負傷した。警察は、LGBTQ+の人たちを狙った憎悪犯罪(ヘイトクライム)の可能性があるとみて捜査を行なっている。
クィアであることを公言するダヴは、「まず最初に、私が受賞するすべての賞は、つねに何よりもまず、クィアコミュニティ全体に捧げられるものであることをお伝えしたいと思います。皆さんは、私が自分らしくいられる場所と、そのための音楽を作る場所を切り開いてくれました。これほど安全で、これほど愛され、これほどサポートされていると感じたことはありません。私の音楽を通じて、それと同じような感覚を少しでも味わっていただければと思います」と言うと、続けて「コロラドスプリングスのクラブQで起こった悲劇を受けて、私はクィアの可視性がいかに重要であるか、そして私たちのコミュニティがいかに重要であるかを皆さんに思い出していただきたいのです。そして、今すぐできることとして、GLAADやThe Trevor Projectといった団体に注目していただきたいと思います。あなたという人間は間違いなく正しく作られていて、とても愛されているということを覚えておいてください。私を支えてくれてありがとうございます。私の居場所を作ってくれたことに感謝します。私も皆さんの居場所でありたいと思っています」と語った。
ダヴのスピーチの動画はこちら。
ちなみに、ダヴは授賞式の前に行われたレッドカーペットイベントでも、「私を心から受け入れてくれたクィアコミュニティに感謝しなければならないと思っています。みんな本当に私に寄り添ってくれているので」とクィアコミュニティへの感謝の言葉を口にしていた。(フロントロウ編集部)