MCUの最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で、故チャドウィック・ボーズマンが演じたティ・チャラの後を継いで2代目ブラックパンサーになる可能性があった2名のキャラクターの名前を、同作の脚本家が明かした。(フロントロウ編集部)

※この記事には『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のネタバレが含まれます。

ブラックパンサー2代目になる可能性があったキャラクターたち

 11月11日(金)に公開されたMCU最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で、新たなブラックパンサーが誕生した。

 MCUではこれまでチャドウィック・ボーズマンがブラックパンサーことティ・チャラを演じていたが、チャドウィックは2020年8月に大腸がんのために死去。『ワカンダ・フォーエバー』も当初の予定からストーリーが変更されることとなり、早い段階で、チャドウィックの代役を立てることはしないことがマーベル/ディズニーによって発表されていた。

 『ワカンダ・フォーエバー』で誰がブラックパンサーを継ぐのか、はたまたブラックパンサー不在のままストーリーが進んでいくのかが注目を集めていたなか、同作が公開され、レティーシャ・ライト演じるシュリがブラックパンサーを継ぐことが明らかになった。シュリは原作のコミックスでブラックパンサーの後継者になったキャラクターであり、彼女がMCU版でも同様にブラックパンサーを継ぐのではと推測していたファンも多かったが、『ワカンダ・フォーエバー』の脚本を担当したジョー・ロバート・コールによれば、構想段階では少なくとも他に2人、ブラックパンサー後継者の候補として名前が上がっていたという。

 その2人とは、ルピタ・ニョンゴが演じる、ティ・チャラの元恋人であるナキアと、ウィンストン・デューク演じるジャバリ族のリーダーであるエムバク。

画像: ブラックパンサー2代目になる可能性があったキャラクターたち

 「色々なアイディアを出し合い、どんなストーリーになるかや、最もインパクトのある選択肢は何かについて推察しました。何が最善の物語だろうか? ということです。キャラクターに関して、あの映画の後でどう進めていくべきかを考えました」と米Rolling Stoneに語ったジョーは、「もちろん、エムバクも候補に上がったことはありました」と明かすと、ナキアも候補だったことを認めて、次のように続けた。「そのアイディアもありましたよ! 彼女の名前も確かに上がりました」。

シュリが新ブラックパンサーになったことについて

 最終的には、原作と同じようにシュリがブラックパンサーを継ぐというストーリーに。この決断については、「原作のコミックスでは、シュリがブラックパンサーですし、自然なオーガニックさがあったと思います。彼女がブラックパンサーになることについては、これが最も適確な表現かもしれません」とジョー。

画像: シュリが新ブラックパンサーになったことについて

 結果的には原作と同じ後継者になったが、あくまでも「最善」を求めた結果だとジョーは強調する。「あらゆるアイディアを考慮しましたよ。最善の選択をして、物語に最も適したことをしたいですからね」。

 シュリが新ブラックパンサーになるというストーリーを選んだことについては、監督であるライアン・クーグラーも簡単な決断ではなかったことを認めている。「チャドの死去は本当に予期せぬものでしたから、それ(シュリがブラックパンサーになること)が明白なことだったとは言い難い。しかし、それは理にかなった選択でした。何がテーマであるかに気がつき、ティ・チャラの死去について話す時、誰が最もその死の影響を受けるでしょうか?シュリが私たちの映画を繋ぐ存在になるべきだというのは、明らかになりました」と監督はMarvel.comに語った。(フロントロウ編集部)

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