“クリスマスの女王”ことマライア・キャリーがクリスマスを愛するのには、彼女の辛く苦しい子ども時代が関係していた。(フロントロウ編集部)

マライア・キャリーにとってクリスマスが特別な理由

 ホリデーシーズンの定番ソング「恋人たちのクリスマス(原題:All I Want for Christmas Is You)」などの代表曲で知られるシンガーのマライア・キャリーが、クリスマスに対する思い入れが強い理由を米W Magazineのインタビューで語った。

 マライアは「『彼女はすっかりクリスマス気分だ。まさに“クリスマスガール”だね』とかなんとか言われることが多いですが、クリスマスは本当に私を幸せな気分にしてくれるんです」と言うと、クリスマスをこよなく愛し、最高のクリスマスを過ごすことに強い執着を持つようになった背景には幼少期の悲しい思い出が関係していることを明かした。

画像: マライア・キャリーにとってクリスマスが特別な理由

 マライアの両親は彼女が3歳のときに離婚。母パトリシアとは仲が良かったが、年の離れた兄と姉から精神的及び肉体的に虐待を受けていたと主張するマライアには、楽しいクリスマスを過ごした思い出がなかった。なお、歌手としてブレイクしたあとも、自身をまるで「ATMのように扱った」という兄姉とは、現在も絶縁状態にある。

 「世間の人たちは、私がもとからお姫様のような生活をしていたとか、おとぎ話の世界から現れたとか思っているみたいですが、決してそんなことはありません。(自分がどんな幼少期を過ごしてきたのか)全部説明している時間はないので、割愛します。でも、めちゃくちゃな人生を歩んできた人が、自分の人生を思い通りにできるような変貌を遂げたとしたら?(最高のクリスマスを過ごすことが)私にとって喜びなんです」

 とくに自分の子どもたちには最高のクリスマスを過ごしてほしいそうで、SNSで山のようなプレゼントの写真を見た人たちから“甘やかしすぎ”と批判されることもあるが、「子どもたちには、持てるものをすべて持っていてほしいのです。それから、自分がなりたいものになれると理解してほしいと思っています」、「子どもたちにプレゼントを贈るのが好きなんです。(クリスマスに)大量のプレゼントを開けることは、私が子どもの頃にできなかったことですから」 と、それは自分の夢でもあるのだと説明した。(フロントロウ編集部)

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