ネコの絵で人気を得るも、次第に幻覚に悩まされるようになっていく…
19世紀末から20世紀にかけてイギリスで知らない者のいなかった、大人気イラストレーター、ルイス・ウェイン。当時、ネズミ退治役として軽く見られるか、不吉な存在として恐れられていたネコの魅力を最初に“発見”した、“ネコ画家”である彼。そんな伝説のネコ画家の数奇な人生をベネディクト・カンバーバッチ主演で描いた映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』が12月1日より絶賛公開中だ。
今回、解禁された本編映像は、ネコ画家として人気を博したルイス・ウェインの“苦悩”が映し出された映像だ。新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストに誘われ、ニューヨークに出稼ぎにきたルイス。ある日、ホテルの一室にいると、ラジオから、「忘れないで。つらいことばかりで、もがき苦しんでも、世界は美しさで満ちている」という声が流れる。これは20年前に病で亡くなった最愛の妻エミリーが彼に残した言葉だった。
場面は変わり、電車の中で絵を描いているルイス。そのタッチは荒々しく、“電気的”な姿をしたネコだ。ルイスが顔を上げ車内を見渡すと、ネコの顔をした人間たちがこちらを見つめていた…。伝説のネコ画家の成功だけでなく、苦しみも描いている真実のストーリー『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』は劇場公開中。(フロントロウ編集部)