『24 -TWENTY FOUR-』の主演であり、物語の展開に合わせて実際にタトゥーを入れたキーファー・サザーランドが、タトゥーを入れることについて語った言葉がかっこ良かった…!(フロントロウ編集部)

キーファー・サザーランドにとってのタトゥー

 2001年から2010年まで続いたドラマ『24 -TWENTY FOUR-』、そして2014年の『24 -TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ』で主人公のジャック・バウアーを演じたキーファー・サザーランドは、父に大御所俳優のドナルド・サザーランド、母にシャーリー・ダグラスを持つ俳優一家の出身で、1986年には『スタンド・バイ・ミー』で不良グループのリーダーを演じたことで脚光を浴びた。

 現在までに映画にもドラマにも多く出演してきている彼だが、撮影準備には時間がかかるタイプの俳優。というのも、彼はタトゥーを多く入れているため、それが見える衣装である場合は隠さなければいけないのだ。キーファーが初めてタトゥーを入れたのは、家を出たばかりの16歳の頃だったそう。2009年に英Mirrorのインタビューで、「病気みたいなものです」とコメントしている。

 そんな彼が演じた『24』のジャックは、シーズン3で「グアダルーペの聖母」のタトゥーを入れたが、じつはこれ、キーファーが実際に入れている!

画像: 2015年に撮影されたキーファー・サザーランド。左腕の内側に「グアダルーペの聖母」のタトゥーが見える。

2015年に撮影されたキーファー・サザーランド。左腕の内側に「グアダルーペの聖母」のタトゥーが見える。

画像: キーファー・サザーランドにとってのタトゥー

 いくら役作りであり、タトゥーを入れることに抵抗がないとはいえ、左腕の内側の大部分を占めることになるサイズのタトゥーを入れるのは、大変なこと。しかしキーファーはMirrorのインタビューで、「人生で自分にとって大きな何かを経験した時はいつでも、それに由来するタトゥーを入れたいという欲求がありました」と語っていることから、大ヒットドラマへの出演も肌に刻みたい経験だったのだろう。

 自分の人生の付箋としてタトゥーを利用しているともいえるキーファー。そして、彼もそのつもりだ。2006年に英Independentによるインタビューで、タトゥーを入れる意義について、「私のタトゥーは自分の人生の報告書のようなものなので、私が死んでも誰かが葬式で話す必要はありません。なぜなら、参加者はただ私のタトゥーを見て何が起こったのかを知れば良いのですから」と話している。

(フロントロウ編集部)

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