マーゴット・ロビーがキスシーンの裏側を語る
映画『ラ・ラ・ランド』でアカデミー監督賞を受賞したデイミアン・チャゼルがメガホンを取った、2023年2月公開の新作映画『バビロン』に出演するマーゴット・ロビーが、本作で共演するブラッド・ピットとのキスシーンが“即興”だったことを米E!Newsに明かした。
舞台は1920年代のハリウッドで、マーゴット演じる俳優志望のネリーは、同じくスターを目指すマニー・トーレス（ディエゴ・カルバ）やベテラン俳優のジャック・コンラッド（ブラッド・ピット）の助けを借りて、自分の夢を実現させようとする。
2019年公開の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に続いて、ブラッドと2度目の共演となるマーゴットは、「（ブラッドとのキスシーンは）脚本にはありませんでした。『（この機会を逃したら）ブラッド・ピットとキスできるチャンスはないかもしれない。行くしかない』と思いました」と冗談交じりに言うと、キスシーンについて監督に直接提案したときのことをこう振り返った。
「私はデイミアンに『ネリーなら、ここでジャックに近づいてキスをすると思います』と言いました。デイミアンは、『彼女ならそうするかもね。いや、待てよ。君はただブラッド・ピットとキスをしたいだけだろう』って（笑）私は『訴えられてもいいです。こんなチャンスは二度とないかもしれません』と答えました。でも、デイミアンが『（ネリーの）キャラクターには合っている』と言ったので、『私もそう思います』と同意しました」
マーゴットは役者として監督が言うように“自分の役ならこうする”という思いから提案したようだが、マーゴットいわく、チャゼル監督もファーストテイクでキスシーンの必要性を確信したそうで、カットがかかったあと、監督から「いや、もう1回やってくれ。実際すごくいい感じだ」と言われたので、「『ああ、最高』と思いました」とジョークを飛ばした。
ちなみに、マーゴットが『バビロン』でキスをしたのはブラッドだけでなく、ルース・アーズナー役のキャサリン・ウォーターストンとのキスシーンも撮影したが、完成した作品にそのシーンが含まれているかどうかは「わからない」としている。（フロントロウ編集部）
