ホラー映画界の人気者たちが作った『M3GAN/ミーガン』
映画『ソウ』シリーズの生みの親であり、『インシディアス』や『アナベル』シリーズなど、数多くのホラー映画の製作に携わってきたホラー界きってのヒットメーカーであるジェームズ・ワン。そんな彼が、『ハロウィン』や『透明人間』を手掛けてきたブラムハウスが再タッグを組んだ『M3GAN/ミーガン』が、アメリカで1月に公開予定。
本作の主人公は、おもちゃ会社の研究者であるジェマ。交通事故で両親を亡くして孤児となった姪のケイディのために、自身が開発したAI人形「M3GAN(ミーガン)」を用意する。ジェマはミーガンを、子どもにとって最高の友達・親にとって最大の協力者となるようにプログラムしたが、ミーガンに「あらゆる出来事からケイディを守るように」と指示したことで恐怖の事態が引き起こされることになる…!
製作のワン監督が、彼の得意分野である人形を使っていたり、予告編のミーガンの“四足歩行ダッシュ”が恐ろしくもなぜかキュートだったりと、注目度が高い本作。しかしワン監督は、米EWである指摘をする。じつは、本当に人形自身が人間を殺す作品は、彼にとって初めて! そのため、彼は本作に映画『ターミネーター』の要素も取り入れたと語った。
「私が殺しの人形の奴だと知られていることは、仲間うちで冗談になっているのですが、じつは私は殺しをする人形についての映画は作ったことがないんです。いつも、人形は悪魔の魂に操られているというものだった。なので、アナベルとターミネーターが混ざったような映画を作るのは楽しいと思いました」
彼が楽しいと言うのなら、ファンの期待通り、面白いホラー作品になっているのだろう。また、本作にはミーガンが奇妙な踊りをみせるシーンもあるのだが、それはジェラルド・ジョンストン監督が真夜中に思いついたアイディアだったという。
「ミーガンのダンスは、眠れずに過ごしていた午前3時に思いついたクレイジーな考えです。もし音楽が突然リアルになり、かかっている音楽にあわせてM3GANが動いたら面白くないですか?みんな温かく受け入れ、気に入ってくれました」
クリエイターたちのアイディアが上手くまとまった『M3GAN/ミーガン』を見られる日が待ちきれない。本作は、日本では2023年6月9日の公開を予定している。
(フロントロウ編集部)