ヘンリー王子がNetflixのドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』で兄のウィリアム皇太子と過去に交わした約束を明かすと同時に、皇太子がそれを守らなかったと非難した。(フロントロウ編集部)

ヘンリー王子とウィリアム皇太子、ある約束を交わしていた

 ヘンリー王子がNetflixのドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』で兄のウィリアム皇太子と過去に交わした“ある約束”について語った。

 ヘンリー王子は、「私は30年間、王室の裏側を見てきたので、王室がどのように機能して運営されているかを知っています。裏ではつねに王室メンバーの近況に関するブリーフィングが行われていて、マスコミへの優先報道をすることもあります。汚いゲームです」と言うと、「情報をリークしたり、でっちあげたりします。もし広報官が、自分が仕える王室メンバーに関するネガティブな話題を消したい場合は、他の王室メンバーの情報と交換します。そして、広報官のあいだに対立が生まれます。ある種の奇妙な理解や受容が起こるのです。そして、こちらが何を聞いても『知りません』『馬鹿なことを言わないでください。そんなことはありえません。私がそれと容認しているとでも?』と言うのです。でも、私が知りたいのは止めるために何をしたのかということです。ちなみにその答えは『ノー(何もしていない)』です」と、他の王室メンバーの利益のために内部の人間が意図的に情報をリークしたり捏造したりすることもあると主張。

画像: ヘンリー王子とウィリアム皇太子、ある約束を交わしていた

 そのことを幼少期に父であるチャールズ国王の事務局を見て嫌というほど思い知ったヘンリー王子とウィリアム皇太子は、自分たちはそうならないようにしようと約束していたという。

 「ウィリアムも私も、父のオフィスで起こったことを見て、自分たちのオフィスでは絶対にそんなことはさせないと約束を交わしました」

 しかし、その約束をウィリアム皇太子は守らなかったとヘンリー王子は話す。「この駆け引きゲームを続けるくらいなら、マスコミに潰されたほうがずっとマシです。絶対にしないと約束したのに、兄のオフィスが同じことを繰り返すのを見て、胸が張り裂けそうになりました」と嘆いた。

 ちなみに、ヘンリー王子が一連の出来事や騒動を通して最も悲しかったのは、兄であり親友でもあるウィリアム皇太子との関係が壊れてしまったことだそうで、「一番悲しいのは、兄と私のあいだに溝ができてしまったこと、そして兄が組織側に行ってしまったことです。(しょうがないことだと)わかっています。理解しているつもりです。彼は王位を継ぐ立場にありますから。王室を存続させることが自分の責任の一部であるということが、彼のなかに染み付いているのです」と同番組で語っている。(フロントロウ編集部)

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