スタイリッシュなイノベーションを続けているフランス発のヘルステック企業Withings(ウィジングズ)が、私たちの尿を分析してくれるデバイスを開発した。(フロントロウ編集部)

フランス発話題のWithingsの尿検査デバイス

 体重計に乗るだけで心臓や血管の健康をチェックできるスマートスケール(体重計)「Body Cardio」やおしゃれなスマートウォッチ「Steel HR」など、スタイリッシュなイノベーションを続けて話題を集めているフランス発のヘルステック企業Withings(ウィジングズ)が、新たに、尿をスキャンできるデバイス「U-Scan」を開発した。

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Wi-Fi/Bluetooth対応のスマート体重計「Withings Body」

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スマートウォッチ 心拍&アクティビティモニター「Withings Steel HR」

 U-Scanは直径90mmの小石型のデバイス。これを、便器の側面に設置したプラスチック製のタブにぶら下げて使う。デバイス内のセンサーが尿を検知したら、ポンプが作動して少量の尿が本体に引き込まれ、そこから、デバイス内の化学反応をもとに尿に含まれる物質について数分以内にアプリに情報が送られるという。U-Scanは複数の人の尿を分けて検知することができるそう。

画像: フランス発話題のWithingsの尿検査デバイス

 U-Scanは尿サンプルの採取や分析を行なう“リーダー”という部分と、取り外し可能な“カートリッジ”という部分から成っており、2023年に一般向けに販売されるカートリッジは、栄養のバランスを取りたい人向けの「U-Scan Nutri Balance」と、ユーザーのホルモンバランスをもとに月経周期をモニターできる「U-Scan Cycle Sync」の2種類。Nutri Balanceでは、ユーザーのゴールごとに食事・運動に関するアドバイスが毎日アプリに送られるという。Cycle Syncでは、LH(黄体形成ホルモン)による正確な月経周期予測および排卵期判定に加え、水分補給と栄養の主要なバイオマーカー分析をして、生理周期に合わせたアクティビティのアドバイスやデータ照合を通して最適な生理サイクルを実現するという。

 WhithingsではU-Scanを通して医療機関向けのサービスも展開していくそうで、現在までに、腎臓結石症や膀胱癌の発見方法を模索するためにヨーロッパの2つの医療機関と提携したほか、将来的には、がんマーカーの集団スクリーニングや医学的研究の支援に活用することを期待しているという。

 U-Scanリーダー1台と3ヶ月分の検査が可能なカートリッジ(Cycle SyncまたはNutri Balance)1本が含まれたスターターキットの価格は499.95ユーロ(約7万円)。Withingsの製品は日本ではAmazonで販売しているので、年内になるというヨーロッパでの発売開始後の日本上陸に期待したい。(フロントロウ編集部)

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