もう一本の『パイレーツ・オブ・カリビアン』新作は?
一方、ディズニーが製作を進めているもう一本のシリーズ新作については、ドラマ『チェルノブイリ』のクレイグ・メイジンと、オリジナル版の第1作目から4作目の脚本家であるテッド・エリオットが脚本を担当していると見られる。
ブラッカイマー氏は2022年11月に米The Hollywood Reporterとのインタビューで、“マーゴット・ロビー版”と“もう一つのバージョン”の脚本の違いについて、「私たちには素晴らしい脚本が1つあります」と、もう一つのバージョンに言及した上で、「我々は2つの脚本に取り組んでいました。マーゴット・ロビーのものが1つと、もう1つはより若手のキャストを起用したものです。マーゴット・ロビーのほうはもう少し改善が必要です。若手キャストのほうは完成間近です。両方を実現できたらと思っています」と語った。
ブラッカイマー氏によれば、マーゴット版の脚本は「力強い」ものになっているといい、「まだディズニーのなかで(話は)生きていますよ」と明言。「実現すると信じています。ものすごく力強いストーリーになっていますよ」と、2本とも実現させることを目指していると語った。
いずれの新作についても、まだキャストは1人も正式発表されていないが、現在先に進行しているというバージョンについては「若手のキャスト」を起用すると明言されていることを踏まえれば、これまでの5作とは違ったフレッシュなキャストが起用される可能性も高そう。公開時期も現時点では発表されておらず、ストーリーの詳細も含めて、まずは続報を待ちたいところ。(フロントロウ編集部)