ヘンリー王子が回顧録『Spare(原題)』で継母のカミラ王妃を「危険な存在」と呼んだ理由を説明した。(フロントロウ編集部)

ヘンリー王子がカミラ王妃を「危険人物」と呼んだ理由を説明

 イギリス王室のチャールズ国王の次男ヘンリー王子が、米ドキュメンタリー番組『60 Minutes(原題)』で継母であるカミラ王妃との関係について詳述した。

 ヘンリー王子は、1月に出版した回顧録『Spare(原題)』で、カミラ王妃について「結婚(再婚)への道を開くために、イギリスのマスコミに向けてキャンペーンを始めた」、「カミラには幸せになってほしいとすら思った。彼女が幸せなら、危険な存在ではなくなるかもしれない」と綴っているが、インタビュアーを務めたジャーナリストのアンダーソン・クーパー氏からカミラ王妃の何が“危険”なのかたずねられたヘンリー王子は、その理由をこう説明している。

 「彼女(カミラ王妃)は悪役であり、両親の結婚生活で“3人目”でした。彼女は自分のイメージを回復させる必要があったのです。そのためにイギリスのマスコミに人脈を築き、危険な存在になっていたのです。両者とも情報を交換することに積極的でした。家族には上下関係があり、彼女はいずれ王妃になる身でしたから、そのために犠牲者が出るのは当然でした」

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 また、ヘンリー王子は、カミラ王妃が個人的なPRのために“自分と兄のウィリアム皇太子を利用した(=自分たちの情報をマスコミにリークした)”と『Spare』のなかで非難しているが、そこまでしなければならなかった理由は理解できるとして、「ロイヤルファミリーの一員として一面を飾り、肯定的な見出しで肯定的な記事を書かれることが、自分の評判を上げ、英国国民に受け入れられる可能性を高めると信じ込まされているなら、それはしかたのないことでしょう」とも語った。

 ちなみに、王室には序列があって、保身のために別の王室メンバーの情報を意図的にリークすることもあると主張するヘンリー王子は、自身とメーガン妃の結婚式でフラワーガールを務めたウィリアム皇太子夫妻の長女シャーロット王女のドレスをめぐって、メーガン妃とのキャサリン妃のあいだにひと悶着あったことをリークしたのは、チャールズ国王とカミラ王妃である可能性が高いと『Spare』で指摘している。(フロントロウ編集部)

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