ビヨンセが32度目の受賞でグラミー賞歴代最多受賞者に
ビヨンセが夫であるジェイ・Zと共に、かなり遅れて授賞式の会場に到着すると、間もなくして最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム賞の発表に。ビヨンセはここでも見事に受賞して、グラミー賞の通算獲得数を32にのばし、単独で歴代最多の受賞者となった。
黒人LGBTQ+コミュニティや、ゲイと公言していた叔父の故ジョニーにトリビュートを捧げた作品である『ルネッサンス』で偉業を達成したことを受けて、ビヨンセは「エモーショナルになりすぎないようにしています。ただこの夜を享受したいと思っています」と受賞スピーチを始めて、「叔父のジョニーに感謝したいと思います。ここに存在はしていませんが、彼の魂はここにあります」と、今は亡き愛するジョニーを称えた。
ビヨンセは次のように続けた。「それから両親にも感謝を。父と母は私を愛し、応援してくれました。素敵な夫や、テレビでこれを観ている美しい3人の子どもたちにも。そして、クィア・コミュニティにはその愛と、この(ハウスという)ジャンルを発明してくれたことを感謝したいです。皆さんに神の御加護がありますように」。
残念ながら、期待されていた主要部門は1つも受賞できないという結果に終わってしまったが、それでも4部門を手中に収めて、グラミー賞の歴史に名前を刻んだ。(フロントロウ編集部)