育業は毎日昼寝している? 夫の暴言に妻が取った行動とは?(フロントロウ編集部)

自分は仕事をしている?育休中の妻が怒りの反撃

 子どもを出産し、1人では生きていけない赤ちゃんを育てるために多くの親が取る育業。子どもの世話だけでなく、家事も一緒に行なう親は多いうえ、睡眠も数時間刻みになってしまうため、その仕事量と苦労は途方もない。

 しかし先日、マイシャという女性は夫に、「俺が仕事をしている時に妻はずっと寝ていて何もしていないと、俺は思ってる」という冗談を言われたという。ジョークといえど、妻に対してあまりにも敬意のない発言であることは間違いない。これをジョークとして言われて笑う人とはどんな人なのかという話だが、当然ながらマイシャは怒った。そして彼女が取った行動は…、1日に行なっていることを写真・動画つきで逐一夫に報告する!

 彼女はTikTokに、夫に写真を送り続けた1日のチャット画面を公開しており、そのメッセージの数はとんでもないことになっている。子どもにごはんをあげた、シンクを掃除したといった内容で、時折文章での解説が挟まれており、なかには「メッセージに返信、メールをチェック、価値のない夫に事実を伝えようとする」というテキストが確認できるので、マイシャの怒り心頭っぷりが感じられる。

 昼頃に夫からの返信で、何かしらのアポイントメント中にもスマホが鳴り続けていたという連絡がきており、その時にはマイシャも謝罪。しかしその後も写真を送り続けている。そして夫の反応は泣き笑いの絵文字が多く、彼女の怒りを理解していないよう。マイシャもそう感じたのか、「分かってないよね」とテキストしたところ、それには「100枚前には分かった」という返信がきていた。

 マイシャは動画に「育休は休暇じゃない」というハッシュタグを添えて投稿した。彼女の夫には、自分がなぜ育休を取らなくても生活できているのかを今一度考えてほしいもの。

 また、育休中の妻が昼に寝ていても、なにも恥じることはない。そもそも産後の体はボロボロなので出来るだけ休むべき。そして、生後6か月以下の子どもを育てる親の約半数は1日1~3時間しかまともな睡眠(※途中で起こされずに眠れている状態)を得られないとされている。昼寝をしても全く十分に寝られていないのだ。そのうえ、もしも母乳をあげている場合は、1日に脳みそが使うエネルギー(20%)を超えるエネルギー(25%)が母乳の生成だけで必要となる。寝てないうえに、肉体労働を毎日しており、その他にやることも膨大。そんななかで無給&無休で働きながら、“寝ているだけ”と言われたならばキレるのは当たり前。

 親向けのポータルサイトMother Pukkaを設立したアンナ・ホワイトハウスは、産休・育休について、「自分を原始的な状態に戻し、乳管の詰まり、縫い目の破れ、血まみれのシーツ、壊れた心、(乳児が寝るように部屋を暗くするために)やみくもにググったブラインドを、裸で乗りこなすのが産休・育休です」説明している

(フロントロウ編集部)

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