世界が注目する7代目ジェームズ・ボンド
6代目ジェームズ・ボンドであるダニエル・クレイグが同役を卒業して以降、次期7代目についてはファンの間で予想合戦、願望合戦が繰り広げられている。若手俳優のハリー・スタイルズから、レゲ=ジャン・ペイジ、トム・ヒドルストンなど、スーツが似合うイギリス人俳優の名前があがってきた。一方で、最有力候補と言われてきたイドリス・エルバはここ最近、強く起用を否定するコメントを何度もしており、誰になるかはまったく分からない状況。
そんななか、ファンからの支持が根強いタロン・エジャトンが『007』について反応した。彼がスパイを演じている想像がつきやすいのは、やっぱり『キングスマン』の影響があるはず。こちらの作品も『007』のようにイギリスらしく、スーツを着こなしたキャラクターが見事なアクションシーンを見せる。
そのため、タロンならボンドもこなせると考えるファンは少なくないが、彼自身はそう思っていないよう。英Total Filmのインタビューで、「(『007』製作陣の)みなさんはすでに誰かを見つけたと思いますよ。そしてそれは僕ではない」ときっぱり話した彼は、自分より向いている人がいるはずだと語った。
「僕は(候補選びの)会話に入ったこともありません。(プロデューサー一家である)ブロッコリに会ったこともない。僕について問い合わせがあったことはない。探し求められている候補者の1人だったことはないです。あの役に自分が合っているとは思いません。あの役には僕よりももっと、もっと、もっと良い候補者がいると思います」
世界的キャラクターであるジェームズ・ボンドを演じたい俳優は多く、トム・ホランドやヘンリー・カヴィルなど、自ら立候補する俳優もいるが、タロンは興味はないよう。しかし、「もちろん、僕はとてもやる気のある観客の1人にはなりますよ。あのシリーズは素晴らしい映画です」とも話し、見る側として作品のファンであることは認めた。
ちなみに次のボンドは30代で身長178cm以上、「屈せず、魅力的で、身体能力があり、その役だけでなく、それに伴う華やかさも請け負える能力がある人物」が求められているという。
(フロントロウ編集部)