ブレンダン・フレイザーが『ハムナプトラ2』の撮影の裏側を明かす
先日、授賞式が行われた第95回アカデミー賞で主演男優賞を受賞したブレンダン・フレイザーが、主人公のリック・オコーネルを演じた映画『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』の撮影現場でスコーピオン・キング役のドウェイン・ジョンソンとひと言も話さないどころか、一度も顔を合わせなかったことを同じく俳優のドリュー・バリモアが司会を務めるトーク番組『The Drew Barrymore Show(原題)』で明かした。
ブレンダンによると、映画の終盤に登場するドウェインのシーンのほとんどがCG(クオリティが低すぎて映画史上最悪と言われている)で、撮影では棒切れにテープがついたものをドウェインに見立てて演技をしていたそう。なお、ブレンダンは米Valietyのインタビューでもこの話をしており、「彼(ドウェイン)とは『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』の後に行われたパーティーで初めて会いました。スクリーン上では戦っていましたが、実際には会ったことがなかったんです。彼と一緒に仕事をするときは、毎回、テープのついた棒切れが相手だったので。だから、(初めて会ったときは)『やあ!元気かい?やっと会えたね』って感じでした」と語っている。
ちなみに、『ハムナプトラ2』はドウェインの映画デビュー作として知られるが、元プロレスラーから俳優に転身したばかりのドウェインがヒット作の続編に出演することができたのは、主演俳優のブレンダンの支持があったからだという。
あれから約22年。ドウェインは俳優としてのキャリアを切り開いてくれたブレンダンに今でも恩を感じているそうで、『ザ・ホエール』でのブレンダンの演技が高く評価されていることを知ると、真っ先にSNSに祝福と感謝のメッセージを投稿。さらに、昨年11月に米MTV Newsのインタビューに応じた際に「彼(ブレンダン)には行けるところまで行ってほしいと思っています。彼がアカデミー賞の舞台に立ち、オスカーを掲げる姿を見たいです」と、ブレンダンのアカデミー賞受賞を切に願っていることを明かしていた。(フロントロウ編集部)