キー・ホイ・クァンとハリソン・フォードがアカデミー賞授賞式で再会
第95回アカデミー賞で助演男優賞を受賞した映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(以下『エブエブ』)のキー・ホイ・クァンが、今から40年近く前に映画『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で共演したハリソン・フォードとのアカデミー賞授賞式での感動の再会劇を米Varietyのインタビューで振り返った。
今回、キーが出演する『エブエブ』はアカデミー作品賞を受賞したのだが、発表の際にプレゼンターを務めたのがハリソンだった。受賞作品が発表されたあと、ステージに上がったキーは両手でガッツポーズをして飛び跳ねながらハリソンに近づくと、“博士”と“ショーティ”を思い出させる熱い抱擁を交わして受賞の喜びを分かち合った。
多くのファンの涙を誘ったハリソンとの再会シーンについて、どんな感じだったのかとたずねられたキーは、「彼(ハリソン)が封筒を開けて映画のタイトルを読み上げたとき、私たちの作品賞受賞はより特別なものになりました」と言うと、「そして、ステージに駆け上がったとき私が彼を指さすと、彼も私を指さしてくれたので、私は彼にハグをしました。体が勝手に動いていました。彼に全力の愛を浴びせたいと思いました。ハリソン・フォードの頬に派手にキスをしました」と続けた。
ちなみに、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の撮影現場では、良い演技をするたびにスティーヴン・スピルバーグ監督がハイタッチをしてくれたそうで、同作品をチャイニーズ・シアターで初めて見たときの感想については、「大きなスクリーンに映し出された自分を見たのは、そのときが初めてでした。観客と一緒に映画を見て、彼らが笑い、拍手するのを聞いて、とてもいい気分でした。(この体験を)何度も繰り返したいと思いました」と語った。(フロントロウ編集部)