映画の公開も控える日本の大人気キャラクター
3月10日、海外で「マリオの日」が大々的に祝われ、大きな盛り上がりを見せた。任天堂の米国公式アカウント「Nintendo of America」も、「みんな、マリオの日おめでとう!みんなは今日、口ひげを生やしたキノコ王国のヒーローをどのように祝う?」と、祝福のコメントを投稿している。
Happy #MAR10Day everyone! How will you be celebrating the Mushroom Kingdom’s mustachioed hero today? pic.twitter.com/Ht2VbJc2B6
— Nintendo of America (@NintendoAmerica) March 10, 2023
マリオといえば、任天堂のゲーム『スーパーマリオシリーズ』に登場する人気キャラクター。4月5日(米公開日、日本公開は4月28日)には米イルミネーション共同制作の映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の公開が控えるなど、その人気はいちゲームキャラクターにとどまらない。
日本が生んだ人気キャラクターであるマリオだが、しかし当の日本人には、3月10日が「マリオの日」と言われてもピンとこない人が多いかもしれない。アメリカでは3月10日に「MARIO」や「MARIO DAY」がツイッターでトレンド入りしていたが、日本ではトレンド圏外。代わりに、3月10日は前日の3月9日からの名ごりで、初音ミクに関連した「ミクの日」がトレンドを続けていた。一体なぜ、3月10日がマリオの日になったのだろう。
MAR10→MARIOでマリオの日!
日本で海外ほど「マリオの日」が浸透していないのは、マリオの日が3月10日になった理由が英語を使う人でないとわかりづらいからだと考えられる。3月は英語にするとMarchで、短縮表記はMAR。10は「I」と「O」のように見えるため、これを繋げて「MAR10→MARIO」となる。
元々はファンの間で言われていただけだったが、のちに公式も認知する記念日になったという。任天堂株式会社の公式アカウントも、マリオの日に言及するコメントをTwitterに投稿している。
今日は3月10日、英語では「MAR. 10」。マリオの日。#MAR10Day pic.twitter.com/N0NftLETTR
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) March 10, 2023
アメリカではどのキャラが人気?衝撃の結果が
イラストやゲームの思い出話の投稿などで「マリオの日」が祝われるなか、イタリアのベビー用品メーカー「Chicco(キッコ)」が行った企画が大きな注目を集めた。Google トレンドの過去5年間のデータを基に、米各州でどのマリオキャラが一番人気なのかを調査したのだ。
結果、アメリカ全50州でマリオが最も人気な州は、たったの4州であることが明らかに。弟のルイージは14州と兄を大きく突き放し、1位のワリオは16州と、まさかの”クアドラプルスコア”。
せっかくの「マリオの日」だったのに、マリオにとっては散々な結果になってしまった。ただ、これだけ幅広いキャラクターがアメリカで受け入れられているという事実は、『スーパーマリオシリーズ』全体にとっては喜ばしいことなのかもしれない。(フロントロウ編集部)