チャールズ国王にバーガーキングの王冠を渡そうとする猛者が現る
イギリス王室のチャールズ国王と妻のカミラ王妃がドイツを訪問した。チャールズ国王の外国公式訪問は昨年9月の即位後初めてで、当初はフランスを訪問してからドイツに向かう予定だったが、年金改革の抗議活動が激化していることを受けて、フランス行きは直前に取りやめとなった。
ドイツに到着後、首都ベルリンのブランデンブルグ門でフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー大統領とエルケ・ビューデンベンダー大統領夫人に出迎えられたチャールズ国王とカミラ王妃は、夫妻をひと目見ようと集まった大勢の人たちと握手をしたり、軽く言葉を交わしたりするなどして歓迎に応えた。
そのとき撮影された写真を見ると、マクドナルドの“ライバル”として知られる、米大手ファストフードチェーンのバーガーキングのロゴが描かれた紙の王冠をかぶっている人たちがちらほら。
この紙の王冠は、バーガーキングが客に配っているもので、それをチャールズ国王に渡そうとした猛者も現れた。若い男性から「これをあなたに。もしよろしければ」とバーガーキングの王冠を差し出されたチャールズ国王は、満面の笑みを浮かべ、「いいえ、大丈夫です」と丁重にお断り。なお、チャールズ国王にバーガーキングの王冠を渡そうとしたのはこの男性だけではなく、別の女性からも「プレゼントがあります」と例の王冠を差し出されたが、笑顔で断っていたと英The Mirrorは伝えている。
Great scenes today during the King’s first walkabout in Berlin.
— Rebecca English (@RE_DailyMail) March 29, 2023
He was affectionately offered a crown - a paper Burger King one - by a well-wisher who told him politely:`This is for you, if you want it’.
Charles smiled broadly and said: ‘I’m alright!’ pic.twitter.com/KqHypSjopV
ちなみに、チャールズ国王の戴冠式は5月6日(現地時間)に行われる予定で、王室を離脱した次男のヘンリー王子と妻のメーガン妃も招待されているが、出席するかどうかはまだわかっていない。そのヘンリー王子はタブロイド紙を相手取り行なっている裁判に出廷するために、現在、イギリスに緊急帰国している。(フロントロウ編集部)