映画『氷の微笑』のシャロン・ストーンとマイケル・ダグラスのギャラ格差が約18億円だったことが話題になっているが、じつは同映画は、ほかにも多くの物議を醸してきた。

シャロン・ストーン、代表作『氷の微笑』は悲しい経験が多かった

 シャロン・ストーンにとって、1992年の映画『氷の微笑』は彼女の俳優としてのキャリアを大躍進させた代表作。殺人の容疑者キャサリン・トラメルと刑事ニック・カランの危険な恋の駆け引きを描いた本作は、その年最もヒットした映画のひとつとなった。

 性的なシーンの多さを理由に多くの女優が断った役を果敢に演じたシャロンだが、60代になった今、じつは『氷の微笑』はトラウマとなる経験が多かった作品だったことを明かしている。

画像: シャロン・ストーン、代表作『氷の微笑』は悲しい経験が多かった

騙されて下着を脱がされていた

 『氷の微笑』と言えば、シャロン・ストーン演じるキャサリンが下着を身に着けていない状態で脚を組み替えするシーンが有名。このシーンの撮影は実際にノーパンで行なわれ、実際の映像が使われているが、シャロンは騙された結果だったと、自伝『The Beauty of Living Twice』の中で明かしている。

 シャロンによれば、彼女は下着をはいてそのシーンを演じる予定だったが、製作チームに下着を脱ぐように言われたという。この時、カメラからはシャロンの女性器は見えないと安心させられたそうだが、実際の映像を見たときにはそれが嘘だったことが分かった。

 最終映像を「そのプロジェクトとは無関係のエージェントや弁護士でいっぱいの部屋で見たんです」と振り返ったシャロンは、「『何も見えませんよ。ただ、白が光を反射しているので、パンティをはいていることがわかるので、パンティを脱いでください』と言われていたのに、私は(スクリーニングで)初めて自分のヴァギナの映像を見たんです」と明かした。

 その後、弁護士を含めた話し合いをした結果、シャロンは映像を残すことに同意。「考えて、考えて、このシーンを映画に入れることにしたんです。なぜか?それは、この映画とキャラクターにとって正しいからです」とシャロンは語った。

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