メイクの持ちや仕上がりを良くする「化粧下地」。じつは“複数”のタイプを組み合わせると、より美しい仕上がりになるって知ってた? 海外のプロも実践するSNSで話題のメイクテクニックをご紹介。(フロントロウ編集部)

化粧下地を使ったメイクの裏ワザとは?

 化粧下地(プライマー)は、シワや毛穴を目立たないようにぼかしたり、肌を明るくしたり、メイクが肌にのりやすくなるよう整えることができる縁の下の力持ち的な存在。

画像1: 化粧下地を使ったメイクの裏ワザとは?

 通常は、自分の肌悩みに合わせて「1種類」の化粧下地を使うことが多いけれど、いま海外でとても話題になっているのが、複数の化粧下地を組み合わせて使う「マルチ・プライミング」というメイク法。

 このメイク法のなにがスゴイかというと、複数の肌悩みを同時にケアできるところ。

 たとえば、肌にツヤを与えるタイプの化粧下地を顔全体に塗ってしまうと、Tゾーンがテカってしまったり、反対に毛穴をカバーするマットタイプの化粧下地を顔全体に塗ると、頬が乾燥したりなど、そもそも肌悩みは顔のパーツによって異なるもの。

画像2: 化粧下地を使ったメイクの裏ワザとは?

 そこで頼りになるのは「マルチ・プライミング」。セレブメイクアップアーティストのジュディ・ギャベイは、「私たちの顔はパーツごとに質感も肌悩みも異なります。マルチ・プライミングは、このパーツごとの異なる悩みに対して、それぞれ適した化粧下地(プライマー)を使う技術なのです」と米The Zoe Reportでコメント。

 このようにTゾーンには毛穴ケア用の化粧下地、頬にはツヤタイプの化粧下地を使うなど、複数の化粧下地を組み合わることで、メイクの仕上がりや持ちが格段にアップするのだとジュディは説明する。

肌悩みに合った化粧下地の選び方  

 ジュディによると、マルチ・プライミングで最も重要なのは、自分の肌悩みに合わせた化粧下地を上手に組み合わせること。

画像: 肌悩みに合った化粧下地の選び方

 ジュディは、「化粧下地の最も一般的な用途の1つは、Tゾーンなどのテカリをおさえて1日中キレイな状態をキープすることです。この場合はフェンティ・ビューティのプロフィット ハイドレイティング プライマーや、ミルク・メイクアップのハイドロ グリップ プライマーがオススメです」と助言。とくにオイルフリーで密着力が高いものを選ぶのが良いそう。

 続けて、ジュディは「毛穴を目立たなくしたい部分には、ベアミネラルのプライム タイムようなシリコンベース処方の化粧下地が良いですね。乾燥しやすい部分には、水和性ペプチドを配合したビューティ・ブレンダーのペプチド プライマーを使うといいでしょう」とアドバイス。

 ほかにも、赤みが気になる部分には「赤みを打ち消すグリーン系の化粧下地を塗ってみてください。より均一な肌に仕上がると思います」と明かした。

 毎日のスキンケアとベースメイクは、ついいつもの習慣でやってしまいがちだけど、すこし気をつけるだけで仕上がりが変わるなら知っておいて損はなさそう!(フロントロウ編集部)

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