ITOCHU SDGs STUDIOで開催中の「キミのなりたいものっ展?with Barbie」
自分がなりたいものを考える時に、「男らしさ」「女らしさ」といったジェンダーバイアスをはじめとする職業に関する様々なバイアスが、知らず知らずのうちにかかっていることはない? これは子どもたちだけでなく、大人にも言えること。
そんなバイアスへの気づきを与えてくれるのが、4月1日からITOCHU SDGs STUDIO(東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1F)でスタートした「キミのなりたいものっ展?with Barbie」。
自分の可能性と本当になりたいものについて考えるきっかけを提供
「キミのなりたいものっ展?with Barbie」は、マテル社の日本法人であるマテル・インターナショナル株式会社のブランドであるバービー(Barbie®)の協力のもと、実現した体験展示。
本展示では、2024年にデビュー65周年を迎える世界一有名なファッションドール「バービー」を迎え、バービーとケンから学ぶ職業の多様性やバイアスへの気づきを通して、自分の可能性と本当になりたいものについて考えるきっかけを提供。
バービーは1959年のデビュー以来、女性を取り巻く環境の変化を映して来た歴史がある。大統領になった女性がいる。保育士として活躍する男性がいる。バービーが掲げる“You can be anything.=あなたは何にだってなれる”のように、子ども達は可能性を縛らずに未来を想像できる。そして大人も「こうあるべき」にとらわれず、世の中を見つめ直すことができる。
体験展示は全部で7つ!
「キミのなりたいものっ展?with Barbie」では、職業の多様性と自分の可能性に気づくことができる体験展示が7つお目見え。
「バービーキャリアウォール」は、これまで性別にこだわることなく様々な職業の衣装で発売されてきたバービーとケンの実物及びグラフィックを展示。またそれに合わせてバービーが辿ってきた歴史についても紹介。60種以上の衣装をまとったビジュアルとそれら職業に挑戦してきたバービーやケンの姿を見ながら、なりたい職業を探してみて。
「バービーキャリアウォール」で紹介しきれなかったさまざまな職業について知れるのが、インスタレーション展示の「仕事あれこれ」。伝統的な仕事から現代らしい仕事まで、バービーキャリアウォールで紹介しきれなかった国内外の250以上の職業を列記。「世の中にある仕事の一部だけでも、こんなに数があるんだ!」と一目でわかるので、なりたいものの選択肢はどこまでも広がっていることを感じられるはず。
宇宙飛行士、サッカー選手、パイロットなど、いろんな職業についた自分の姿を想像できるのが「バービーキャリアBOX」。自分の顔をカメラに写すと、サイネージに映る様々な職業のバービーとケンの顔が自分の顔に切り替わる職業着せ替え体験展示となっている。
またドリームギャッププロジェクトの紹介も。女の子が夢と現実の差を意識してしまい、将来の夢を小さくする傾向として言われている「ドリームギャップ」。性別にかかわらず誰でも自分の可能性を広げられるように、との思いを込めて作成されたバービーが登場するドリームギャッププロジェクトの動画を紹介。
「ひきだし」のひきだしという体験展示は、自分の新しい引き出し(可能性)を引き出すのを手助けしてくれる。さまざまな性格や特徴が書かれた引き出しを開けると、その性格や特徴が生かせるかもしれない仕事が見つかる展示で、これまでとくに意識していなかった一面や、むしろコンプレックスとすら思えていた一面が何かの仕事に活かせるチャンスがあることに気づけるかも。
そのほかにも社会のバイアスにとらわれることなく、純粋に自分の「なりたい」と向き合い、実際に夢を叶えた人たちへのインタビュー記事を通して紹介する「センパイに聞いてみた」という展示や、様々な職業が記載されたオリジナル名刺の中からなりたいと思ったものを選び、そこに自分の名前を載せることで世界にひとつだけの「なるかも名刺」をつくって持ち帰れる体験展示「なるかも名刺」なども。
多くの人がそれぞれの仕事でスタートラインに立つこの季節に、本当にやりたいことについて考えるきっかけをくれるはず。「キミのなりたいものっ展?with Barbie」は、入館料無料で7月2日まで開催されるのでぜひ足を運んでみて。
【「キミのなりたいものっ展?with Barbie」概要】
主催 :ITOCHU SDGs STUDIO
協力 :バービー(マテル・インターナショナル株式会社)
期間 :2023年4月1日(土)~7月2日(日)
会場 :ITOCHU SDGs STUDIO(東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1F)
時間 :11:00~18:00
休館日 :毎週月曜日
※月曜日が休日の場合、翌営業日が休館となります。
料金 :入館料無料
(フロントロウ編集部)