フロントロウ編集部が約1,100人を対象に行なったアンケートによると、約20%の20代、約50%の30代が知りたい女性特有の身体の悩みは「更年期」と答えた。若い世代でも更年期の知識についてニーズが高まっているなか、俳優のドリュー・バリモアが、更年期という言葉に対するイメージ変更を強く求めた。(フロントロウ編集部)

自分の中にある、更年期へのマイナスイメージに驚いた

 48歳のドリュー・バリモアは先週、「オプラ・ハウス」の討論に出演。「閉経周辺期」について、ドリュー自身が実際に経験した際の症状を紹介し、また、それが恋愛に与える影響についても語った。

 「更年期という言葉には、なんだか埃っぽく、年老いていて、乾いた、偏見めいた響きがありますが、それは私のイメージであってほしくない」と話したドリューは、最近行ったあるデートで、更年期について相手に話したくないと思う自分がいたことを明かした。

 「私は隠し事をせず、素直な性格です。しかし、なんて言うか、『このことについて説明したくない』と思ってしまった瞬間がありました。なぜなら、その時一緒にいた人の前では、特定の自分でいたかったからです」とドリュー。

画像: 自分の中にある、更年期へのマイナスイメージに驚いた

 自分自身のなかにもある、更年期に対するスティグマ(※偏ってネガティブなイメージ)に驚いた様子のドリューは、さらに、更年期をタブーとして扱わなくて良いように、再ブランド化できないだろうか、と考えたという。 

 「更年期について話すときは、ただのピークを過ぎた年寄りというイメージが浮かびます。その会話こそ、その偏見こそ、変えていくべきなのです」と話したドリューは、「マーク・ザッカーバーグがFacebookというブランドをMetaに変更できたなら、更年期障害でも同じことができるかもしれない」と言って、「更年期を、もっと面白く、セクシーで、安全なものにしていかなくてはなりません」と声を強めた。

ドリュー・バリモア、番組出演中に「ほてり(ホットフラッシュ)」を経験

 最近、閉経周辺期についての発言が多いドリュー。2023年3月には、自身のトーク番組『The Drew Barrymore Show』にジェニファー・アニストンとアダム・サンドラーをゲストに迎えた際、収録中に人生初の「ほてり(ホットフラッシュ)」を経験。

 収録中、急に暑がりだしてジャケットを脱いだドリューは、「初めてのホットフラッシュを経験しているみたい」と告白。「光栄だわ」と言うジェニファーに「(熱を)感じる!?」と聞くと、「体内の熱だよ」と言われていた。最終的にドリューは、「この瞬間をカメラに収めてもらえてとても嬉しい」と、突然のできごとを笑いに変えていた。

 さらにその前の週には、ゲイル・キングとも更年期に対する偏見について話しており、両者は、偏見をなくすための唯一の方法は、女性も男性も恥ずかしがらずに更年期について話し続けることだと同意した。

 ドリューは「より多くの40代から60代の女性が、魅力的で輝いていて最高の人生を送っている」ところを人々が認めた時にこそ更年期に対する偏見は終わる、としており、「年取ったらおしまいという更年期のイメージなんて、間違っている」と声をあげた。(フロントロウ編集部)

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