「知る権利がある!」と親子鑑定を要求する夫
米掲示板サイトRedditへの投稿によると、30代の投稿者は現在の夫と付き合って6年、結婚して3年になるという。夫がベッドで自分を満足させてくれないという点を除いては、「関係はかなり順風満帆」とした女性。そして夫婦は、1年近くの妊活を経てついに赤ちゃんを授かった。しかし、妊娠4か月になったころ、夫が驚きの要求をしてきたそう。
なんと突然、親子鑑定をするよう求めてきたのだという。最初は聞き間違いかと思ったという投稿者だったが、夫は本気。「フルタイムで働き、仕事以外の時間はすべて一緒に過ごしているのだから、仮に浮気したいと思ってもできないでしょ」と指摘すると、「カッコウの卵を育てるドアマットにはなりたくない」と言い放ったとのこと。
カッコウは、自分の卵を多種の巣に置き育てさせる「托卵」という習性があることで知られる。また「ドアマット」は、玄関で踏みつけられるドアマットのイメージから、都合のいい人・ないがしろにされている人という意味を持ったスラング。あまりに無配慮な言葉のあと、続けて夫は、「自分には確かかどうか知る権利がある!」と言い放ったという。
女性はその時のやり取りを、こう綴った。
「最初は聞き間違いかと思ったし、再度言われたときは悪い冗談かと思って笑ってしまいました。しかし、そうではなく、彼は真剣だったのです。そのことに気づいた瞬間、私はすぐに胃がムカムカしてきまいた。なぜ検査を受けたいのかと尋ねると、自分の子かどうか確かめたいだけだと言う。私の浮気を疑っているのかと尋ねると、彼は『違う』と答えました。私は、フルタイムで働き、仕事以外の時間はすべて一緒に過ごしているのだから、仮に浮気したいと思ってもできないでしょ、と指摘しました。すると彼は私に腹を立て、男でありながら妊娠という状況をコントロールできないことがどういうことか私にはわからない、“カッコウの卵”(彼の実際の言葉)を育てるドアマットにはなりたくないと言いました。彼は、自分には確かかどうか知る権利があると主張しました。私はキレて、子どもの父親が誰か知っている私がそう言っているのだから、その事実には確実性があると言いました。すると彼は、それは浮気者が言うことだと言い、安心するためにも証拠を観る権利があると主張したのです」
「自分が浮気しているのでは?」コメントに実体験集まる
夫の言葉にブチギレた投稿者の女性。その後、怒りのあまり、ある爆弾を投下してしまった。
「何か隠し事でもしていない限り、ここまで怒るはずない」とふてくされる夫に怒り心頭となった女性は、「ベッドではサイアクでも6年間我慢して尽くしてきたのに、そのお礼がこれ!? 私に隠しごとがあるとしたら、それは、あなたの(テクニックに)失望していたことくらい」と言い放ったという。
この言葉に、きょとんとしたあと、号泣してしまったという夫。ショックで泣き出す夫を尻目に実家へ帰ったという女性。投稿時点では、もう戻りたくないという気持ちが日に日に強くなっているという気持ちを明かした。
Redditへのこの投稿は大きな関心を呼び、3000件以上のコメントが集まった。投稿者の夫が親子鑑定を要求した理由については、多くの人が「自分が浮気しているからでは?」と推測。「18年結婚していた夫が突然浮気を疑ってきたが、実際浮気していたのは夫だった」「私の夫も私の浮気を非難し続け、結局は自分が9人の女性と浮気してた」などといった“経験談”が寄せられた。
一方で、「再びあなたに触れたいならば、性病検査を受けるよう彼に要求してください。念には念を入れろってことでしょ。あなたの言い分を聞く限り、それを行ったら彼は頭が爆発するでしょう。あなたは彼を非難しているのではなく、彼が何も(性病を)持っていないことを確認する必要があるとするのです。これこそ、彼があなたにしたことです」と、夫に同じような要求をしてみてはどうかという意見も。
ちなみに、「読んでくれてありがとうございます。ただ、誰かに愚痴りたかった」と最後に綴った女性は、その後夫との関係がどうなったかについては記事執筆時点では明かしていない。