ダイエットの結果が出にくくなる行為
運動や食事制限などに励んでいても、思うように結果が出ないことも多いのがダイエットの難しいところ。目標に近づかないと、頑張りが足りないのかな?とストイックになりすぎたり、反対にやる気がなくなったりすることも。
そんなときに見つめ直したいのが、運動や食事とは異なる隠れた要因。意外な行為がダイエットの邪魔をしているかもしれない。
専門家が明かす、ダイエットの結果が出にくくなる要因をご紹介。
ストレスをため込んでいる
健康や美容と大きく関係しているストレス。じつはストレスが原因で、ダイエットの結果が出にくくなることも。そこで関係してくるのが、心身がストレスを受けると急激に分泌が増えるストレスホルモンの一種「コルチゾール」。
『Why You Can't Lose Weight』などの著者として知られる医師のパメラ・ウォーチャン・スミス医師は、「ストレスホルモンのコルチゾールの分泌が活発になると、代謝が遅くなります」と米Shapeで説明し、代謝の鈍化によってダイエットの結果が出にくくなると明かした。
さらにスミス医師は、「過度のストレスを感じ続けると、体重が減りにくい腹部に脂肪が蓄積しやすくなります」と補足。反対にストレスをため込みすぎずに過ごすことで、ダイエットの結果は出やすくなるのだという。
1日のほとんどが座りっぱなし
ダイエットの邪魔をする行為として多くの専門家が挙げているのが座りっぱなし。
アメリカのミズーリ大学のコロンビア校が行なった研究では、ほんの数時間座っているだけで、脂肪を脂肪酸に分解する酵素「リパーゼ」の生成が停止することが分かっている。そのためダイエットのために脂肪を燃やそうとせっかくエクササイズを頑張っても、脂肪が燃焼されにくくなるという。
この打開策として有効なのは、定期的に立ち上がって歩くこと。とはいえたくさんの距離を歩く必要はないそうで、パーソナルトレーナー兼管理栄養士のアンナ・リサ・フィンガー氏は「1時間のうちたった2分だけでも歩くようにしてください」とアドバイス。
睡眠時間が短い
ダイエットするうえで無視できないのが睡眠。しっかり睡眠を取らないと、結果が出にくくなってしまう。
フィットネスのエキスパートであるマギー・ライアンは、「睡眠中にはカロリーが消費され、脂肪を燃えやすくするホルモンも分泌されます」と話し、睡眠時間が短くなると、ダイエットの結果が出にくくなると説明。できれば7~8時間寝ることを目指し、難しい場合はせめて今までよりも20分早く寝ることを習慣づけるよう勧めた。
ダイエットの結果が出にくくなる3つの行為。頑張っているのに停滞ぎみというときには、ぜひ3つの要因が当てはまってないか見直してみて。(フロントロウ編集部)