『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』でダンテを演じるジェイソン・モモア
5月19日に全世界同時公開され、シリーズ最高のオープニング成績で週末興行成績の1位を記録した日本での好スタートをはじめ、全世界84のマーケットでNo.1を記録しているシリーズ最新作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』。
シリーズの記念すべき10作目にして、最終章の前編となっている本作には、集大成にふさわしくこれまでのメインキャストに加えてブリー・ラーソンなど豪華な初参加組も登場しているが、同じく初参加キャストとして加わったジェイソン・モモア演じるダンテは、本作で特に注目を集めた新キャラクターの1人。
ジェイソン演じるダンテは、劇中でラベンダー色をした1966年製のシボレー・インパラに乗っているのだが、車をこの色にしたのはジェイソンたっての希望からだったといい、彼はScreen Rantとのインタビューで次のように明かしている。
「彼らは僕にラベンダー色の車を使わせることにあまり乗り気ではありませんでした。ニール(・H・モリッツ/プロデューサー)からは『いや、ラベンダーはないよ』ということを言われたはずです。それで僕も、『頼みますよ、これは必要なんです。ラベンダー色がいいんです』って返したんですよ」。
ジェイソン・モモアがラベンダー色のシボレー・インパラを選んだ理由
プロデューサーの反対を押し切って車をラベンダーにしたジェイソンだが、そこには“悪役”らしい理由が。けれど、それは作品内で悪役に徹するというよりもむしろ、自身の母親に反抗したいという理由からだったそうで、「ラベンダー色にした背景には、僕はこの色が大好きなのに、母親がものすごくこの色を嫌っているというのがあります」とジェイソン。
そう、彼が車の色をラベンダーにしたのは、母親をイライラさせたかったから!
ジェイソンは次のように続けている。「ジョークとして、母親を苛立たせようと思ったんですよ。笑わせたかったんです。“ヤヤ・ラベンダー色”と僕は呼んでいるのですが、僕がネイルまでこの色にすることで、完全にピンクとパープルに染まった僕を母親に観てほしかったんです。母は身がすくむんじゃないかと思いますし、僕としてはそれが楽しいので」。
映画とは関係ないところで、まさかの“母親を苛立たせたかったから”という、ヴィランというよりはむしろイタズラっ子のような理由で車をラベンダー色にしていたジェイソン。これから『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』を鑑賞するという方はぜひ、ジェイソンがノリノリでラベンダー色という大好きな色のインパラに乗っているところにも注目してみて。(フロントロウ編集部)