フィンランド警察がビーチでクラシック音楽を爆音再生
ハウキラティのビーチで警察が大音量で流していたのは、クラシック音楽。
uttralcarooというユーザーがredditにアップした現地の映像では、クラシックが大音量で流れるなか、バレーを楽しむグループ、海を眺める人、レストランで食事を楽しむ人たちの姿が映っている。
ではなぜ、警察は爆音でクラシック音楽を流しているのか? それは、若者が集団でたむろするのを防ぐため。動画の投稿主いわく、実際にモーツァルトの「魔笛」が爆音で流れるなか、ビーチに現れた若者の集団が「こんなのクソったれだ」と言ってその場を去ったという。
この動画が拡散されると、ネット上では「若者がかわいそう」や「ビーチはたむろする場所なんじゃないの」と警察の判断を疑う声が多く挙がったが、この行動には理由があるよう。
この週は現地では学校がお休みで、このビーチは、未成年が大勢たむろして大量のお酒を飲む場所として人気の場所。一緒に集まって酒あおろうぜ!という雰囲気を壊すクラシック音楽を放送することで、結果的に事件の発生率を減らすことが目的で、週末が終われば音楽も止めるとのこと。
ちなみに、クラシック音楽をかけて招かざる客を撃退する方法はアメリカや英国などでも取り入れられて結果が出ており、例えば、若者の荒らし行為に困っていたウェールズのマクドナルドでは午後5時以降にベートーヴェンをかけることを決定。マクドナルド側は効果が出ているとした。(フロントロウ編集部)