ダニエル・ラドクリフはドラマ『ハリー・ポッター』に出ない
映画『ハリー・ポッター』シリーズで主人公のハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフが、今年4月、正式に制作されることが発表されたドラマ『ハリー・ポッター』にカメオ出演するつもりはないと米Deadlineに語った。
原作は『ハリー・ポッターと賢者の石』、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』、『ハリー・ポッターと死の秘宝』の全7巻からなるが、ドラマ版は映画と同じく原作がベースになるそうで、1シーズンにつき本1冊を描く予定だという。また、ドラマ版では新たなハリー、ロン、ハーマイオニーがキャスティングされる。
つまり、ダニエルがハリー役でドラマに出演することはできない。もし出演するとしたら“ハリーではない役”を演じる必要があるが、そこまでして出たいとは思っていないようで、「明らかに、このドラマシリーズについて読んだかぎりでは新しいスタートを切るようなので、僕が飛び入り参加するのは変な話かもしれません」とカメオ出演に否定的な理由を説明。
それよりも、自身が幼くして有名になったことで苦労した経験から、新たにハリー役にキャスティングされる子どものことが心配なようで、「ハリー・ポッターは、もともとシャーロック・ホームズのようになる運命にあったんだと思います。(代々、色々な俳優がシャーロック・ホームズを演じてきたようにハリー・ポッターも)受け継がれていくんです。変な話ですが、どこかに8歳の子どもがいて、その子の人生が数年で変わってしまうんじゃないかと思うんです。そればかり考えてしまいます」と述べた。
ちなみに、ダニエルは今回のドラマ化の話や、映画の続編ともいえる舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』について、とくに動揺することはなかったそうで、「ハリー・ポッターは、ずっと続いていくものだったんです。僕たちが出演した映画シリーズで終わりにするには、あまりにも大きな文学的現象です。だから、こういうことが起こることはずっとわかっていました。それを誰かに継承することができるのは嬉しいことです」とも語っている。(フロントロウ編集部)