脱税容疑でスペインの検察から起訴されているシャキーラが、法廷で元恋人でスペイン代表のサッカー選手ジェラール・ピケとの関係について赤裸々に語っていたことが明らかに。(フロントロウ編集部)

シャキーラが法廷でピケとの関係についてぶっちゃける

 脱税容疑でスペインの検察から起訴されているシンガーのシャキーラが、法廷で証言をした際に、昨年6月に“泥沼破局”したスペイン代表のサッカー選手ジェラール・ピケとの関係について詳細に語っていたことがわかった。

 脱税の疑いがあるのは2012年から2014年。シャキーラはバハマ(※法的な住所もバハマだった)に住んでいて、所得を隠す意図はなかったと主張しているが、検察は、シャキーラは1年の半分以上を恋人(当時)のピケが暮らすバルセロナで過ごしており、所得税を支払う義務があるとしている。

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 そのため、当時、シャキーラがスペインに拠点を置くほどピケと深い関係にあったかどうかも争点のひとつに。今回、EL PAÍSが、2019年6月にバルセロナの裁判所にシャキーラが出廷した際に彼女が法廷で証言した内容を入手。そのなかでシャキーラはピケと付き合って間もない頃のことをこう振り返っている。

 「私は彼に夢中でした。マラケシュからクロアチアへのフライトを思い出します。バルセロナの上空を飛んでいて、ジェラールにキスをするために、パイロットに一瞬だけ着陸できないか頼みました。私の人生で最もロマンチックな行動でした。税務署がそれをスペインでの1日と判断したかどうかはわかりませんが」

 「彼と付き合い始めた2011年は、ほとんど顔を合わせることがありませんでした。彼は23歳で、私より10歳年下でした。サッカー選手で、ハンサムで、プレイボーイと評判で…。当時の彼はやんちゃな子どもでした。今でこそ、彼は素晴らしい人間ですが、当時はクレイジーでしたし、物事がうまくいく保証も、私たちが家庭を築く保証もなかったんです。まさか、あのヒゲの男の子がすごいことになって、この国(スペイン)に住むことになるとは思いませんでした。まあ、もう住んでいませんが」

 さらに、シャキーラは、スペイン当局が税法上、当時の彼女を“スペインに居住している”とみなしていたことを「不条理」だと考えていて、「当時は彼のために犠牲を払うこともなく、彼が私に何を求めているのかもわかりませんでした。多分、彼は楽しい時間を過ごしたかっただけで、長期的には考えていなかったんだと思います」、「知り合ったばかりの男、それも自分よりずっと年下の男のために、どうしてすべてを犠牲にすることなどできるでしょう」などと述べたという。

 フロントロウでお伝えしたが、約11年ものあいだ連れ添ったシャキーラとピケが破局した原因はピケの浮気で、破局後にシャキーラがピケとその浮気相手に向けたディスソングをリリースするなど、ひと悶着あった。上記のシャキーラの証言に「今でこそ、彼は素晴らしい人間」とあるが、これはピケの浮気が発覚する前の発言なので、今なら違っていたかもしれない。

 また、ピケのサッカー人生を支えるために、自分のキャリアを二の次にして、当時、彼が所属していたクラブがあったバルセロナに移住したシャキーラは、破局後もピケと暮らしていた家に住み続けていたが、今年4月、ピケと完全決別するべくスペインを離れる決断をした。移住先は、シャキーラが以前住んでいたマイアミで、スペイン移住後も別荘として所有していた物件で子どもたちと新生活を送っている。

 ちなみに、シャキーラの脱税疑惑について約3年間にわたって捜査が行われたが、十分な証拠が集まったとして、昨年5月、スペインの裁判所は無罪を主張するシャキーラの訴えを棄却した。また、シャキーラ側が検察からの司法取引を拒否したため、裁判で争うことが決まった。裁判は今年11月にスペインで行われる予定となっている。(フロントロウ編集部)

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