海外TikTokで流行っている新しいタスク攻略法「Scary Hour(恐怖の1時間)」とは。

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TikTokで話題の新しいタスク攻略法「Scary Hour」

 日々こなすべきタスクはたくさんあるけど、気分が乗らなくてついだらけてしまうなんてことは誰しもが経験している。ToDoリストを作ってみても、つい簡単な作業だけに手をつけて、重要なタスクを先延ばしにしてしまうということもあるだろう。 

 そこで紹介したいのが、「Scary Hour(スケアリー・アワー=恐怖の1時間)」というコンセプト。このアイデアは、フォロワー数約20万人の有名TikTokerロー・ウィーラーがシェアした動画から生まれたもので、1時間のタイマーをセットし、1日のうちのたった60分をこれまで怖くて避けてきた作業にあてるというシンプルなタスク攻略法。

@classiclaur Gorgeous gorgeous girls do Scary Hour #scaryhour ♬ original sound - Laur

 ローは動画の中で、1時間のうち30分以上を、人とのやりとりが怖くて避けてきたDMやメッセージの返信にあてていると説明している。残りの時間は、詩人としても活躍している自身のポエムのレコーディングを聴くことに向き合うのだそう。初めは取り組みやすいタスクからはじめ、徐々に“恐怖”の度合いが高いものに取りかかるのが彼女流だ。

 溜まっているメッセージへの返信、散らかった部屋の整理整頓、クローゼットの断捨離、買ったまま読んでない本などなど…。頭の中では「やらなきゃ…!」と思っていても、向き合うのが“怖く”ずっと目をつむってきたタスクはたくさんあるはず。これまでずっと避けてきた「怖い」タスクに向き合う時間ゆえに、ローは“恐怖の1時間”と呼んでいる。

 スケアリー・アワーを実践することで、気が散るものから自分を遠ざけ、限られた時間の中で厄介かつ重要な作業に取り組むことができるだけでなく、いままで先延ばしにしたことで蓄積したストレスを解消することができるのだそう。

Scary Hourで作業をこなすTikTokerが続出

 ローがScary Hourを紹介したTikTok動画は約28万いいねを獲得している。「1日のうちたった1時間だけ勇気を振り絞ればいいのか」「1週間続けてみよう!」など、この新しいメソッドに好意的なコメントが多く寄せられている。

 実行者のひとりであるユーザーの@not_aclueは、スケアリー・アワーを毎日継続している様子を撮影してTikTokに投稿している。初めて5日目の動画では、部屋の片付け、日記の記入、SNSの返信、使ってないブランケットやクッションの収納、古いメイク道具の処分、読みかけの本の読み進めと、1時間の中でたくさんの作業をこなしている。

@not_aclue Very late #scaryhour (it was from yesterday) don't mind my victorian child outfit � #adhdtiktok #womenwithadhd ♬ Main Theme (From "Wii Sports") - Henriko Magnifico

 1日のうちの1時間、集中して作業に向き合うことで、普段は忙しくて見過ごしてしまっていた細々としたやることも、片づけられそうだ。もちろん、作業を終えた後の達成感も十分味わうことができる。

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